ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

『Acacia』と『ゼロ』の話。

 

 みなさま、こんにちは。
 ちょっとほんとここの挨拶を都度考えるのが大変になってきたヒダマルです。誰だこんな縛り作ったの。

 

 ポケモン映像、というのかなんと呼ぶんでしょうこれは。よく分かりませんがこれすごいです。

 


【Official】Pokémon Special Music Video 「GOTCHA!」 | BUMP OF CHICKEN - Acacia

 

「ポケモンスペシャルミュージックビデオ」か。映像のタイトルが『GOTCHA!』で曲名がバンプさんの『Acacia』。正にポケモン!  という印象の熱々映像なので火傷にお気を付けください。

(アカシア自体は緑、赤・青+黄色で「あか・シアン」なのでは、という考察を聞いたことあります熱々です)(これ組み合わせ間違ってんな?)(まぁそんな感じです)

 

 ポケモンや仲間たちに向けて「ずっと一緒に歩いていこうぜ!」な感じのパワフルな曲なんですがヒダマルほへぇと思ったのがこれ『ゼロ』と同じような題材なんですよね。感情の力は同等クラスに確固としてるけどポジティブかネガティブかの違いでこうも印象が変わるかと驚きました。

 


BUMP OF CHICKEN「ゼロ」

 

 抽象的な歌詞で世の無常を儚むような厭世感とそれを突き抜けてほしい希望、太陽は沈んでいくけど虹になら手が届くはずといった昏く健気な情熱を感じさせる一曲です好き。ゲーム『FF零式』のテーマソングでもあります。

 

 アカシアには絶望の影が一切ない、ないったらない。とにかく明るく熱量を以て目を合わせ手をつなぎ合えるぬくもりが隣にずっと存在してくれる未来を綿毛の一本程すら疑ってない。

 ただただ尊い「始まり」とこの地面を歩く「今」と死ぬまで君のそばにいれる「ゴール」を幼稚とも言える純粋さで疑いなく信じてる。これは~、ストレートというかノーマルというか、むしろスペシャル、健全な愛着を持った人間の世界観なのでなかなかしんどいものがあるにはある。

 

 一方のゼロ。

「怖かったら叫んでほしい  すぐ隣にいるんだと知らせてほしい」
「震えた体で抱き合って  独りじゃないんだと教えてほしい」

 なによりも心が寒い。ならせめて身体がほしい。辛いから求めずにいられない、不安だから確かめずにいられない。過去は取り戻せず、今が傷だらけで、未来は闇に包まれている。

 

「終わりまであなたと居たい」、これはアカシアと共通する願いなはずなのに、この世界観の差はどうだ。アカシアとゼロは何が違うのか。

 

 とかこういうことを延々とこねくり回すのがすごく好きですという話で特に結論らしい結論はないんですけども。物語だとするとただ前提条件の違いというだけで、調理次第で変わるよねーという面白さですね。どっちもとてもいい曲なのでどうぞ聴いてみてくださいといことでひとつ。布教。アカシアのフルバージョンはバンプさん公式チャンネルで聴けますよ。

 特等席なり虹のふもとなりを目指して、解散!