ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

「当たり前」は当たり前じゃない。

 

 みなさま、こんにちは。
 ファルシのルシがコクーンでパージなヒダマルです。

 

 不倫とかのニュースを耳にする度に思うんですが、これ。

 

 

「浮気しない男」って、とんでもなく不自然な存在なんですよね。生物学的、進化心理学的に。これは個人の資質以前の問題で、「哺乳類の雄は種をばらまいてナンボ」なんで。「そういうふうにデザインされている」ので。ここを否定するって「重力なんて存在しない!」って言ってるレベルです。善い悪い以前の話です。

 

 だから、「浮気しない夫さん」って、それだけでもう、奇跡みたいな存在でないの? と思うんですよねヒダマルは。それけっこーーーースゴイことだよと。「それが当たり前」じゃなくて、割と手放しで歓迎すべき事象だよと。

 な~~~~んか最近、性欲と人格、セックスやジェンダーとパーソナリティをすっぱり切り離して捉えてる、切り離せるもんだと考えている言説が多い感じがするので気持ち悪いのですが。「自由意志」なんて脆弱なもんですよ。

 

 ただ、この点が……。「哺乳類の雌雄における遺伝子利益追求・達成方法の非対称性」というのか、その知識が……。実は意外と、知られてないのかな……? という手触りがあります。どうなんだろう。

 ヒダマルはジャレド・ダイアモンドさんの『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』を読んでいたので、「負の性欲」のときもすとーんと腑に落ちたんですけど。

 

人間の性はなぜ奇妙に進化したのか

人間の性はなぜ奇妙に進化したのか

 

 

 人間の動物としての側面、理性より深くにあるぐちゃぐちゃした根っこを引っ張り出して理解するってまぁ大変な人は大変だろうと思う。でもはたして、人間の理解に際してこういう、根っこにある科学を無視するって可能なのか? そこ省くと「絵空事」になんないか?

 男女間の摩擦には根底に「同一ではない」があり、だからこそ「平等が難しい」があって、元々が同一ではない状態で同一にしても平等にはならないんですよね。人間として当たり前っぽく思われてる部分をさ、もっとさ、男女も人種もその他も問わず軽率に軽快に褒め合って認め合っていければ平和に近づくんじゃないのかねと思うのですよヒダマルは。

 

 つぅかさーーーーちょっと愚痴ってもいいかい?(今日はなんかキャラがちがう)

 世間に転がってる夫婦エピソードさぁ? 愚痴ばっかじゃない? 「こんな酷いパートナーなんですよプンプン!」で溢れてねぇかい? マイナス情報のほうが意識に留まっちゃうのはあるけどさ? であればこそ、だよ?

 

 もっとこう、幸せそうなエピソードを提供しようぜ??

 

 ヒダマルが理知的で彼女もいない若者だったら「結婚なんてするもんじゃないな」って思うよ? そっちのが合理的だもん。少子高齢化を覆すのはもう物理的に無理でもさ、歯止めはかけたほうが良いんでないかい?

 でなくても、先に生まれた人間としてさ、人生の先達としてさ、若人がそれぞれにパートナーと出会い結ばれる幸せな未来を応援すべきでねぇのかい?

 

「番になる」という本来であれば人として最上級の幸福達成手段に、人生の墓場イメージ植え付けてどうすんの??

 

「大丈夫、この世界は生きるに値する場所だよ」って伝えて安心させんのが大人じゃねぇの??

 

 私たちが共に幸福に生きる姿を若人に見せつけてあげるのは、権利じゃなくて、義務じゃねぇのかい??

 

 

 はい、もうね、壮大なブーメランですねごめんなさい。もはや投げる前に絶命してますね。ヒダマルもまったく人のこと言えないんですよねこれね。もうほんとすみません、申し訳ない、申し訳ない……。心から……。「30過ぎても定職に就かない息子を養う必要があるとか子どもなんて持たないほうが良いな」と考えさせる存在ですからねコイツも……。

 そもそもこういう厳しさを他人にまで要求するのもデメリットのほうが大きかったりするんです、社会不適合者の戯言だと流してください……。

 

 話はちょっと変わるけど……、

 

 

 個々人の関係性の話じゃんね、「このハゲ!」「ハゲちゃうわボケ!」のやりとりに「人のことをハゲなんて言ってはいけないと思います」って入ってもさ、いや間違ってないけどさ、そこに至るまでとか信頼関係とか色々あるじゃん、夫婦関係なんてその最たるものじゃんと思ったりなんたり……。外野が首つっこめるもんなん……? 少なくとも、令和二年六月中旬現在最も話題になってる芸能人の不倫その他の話題においてまだまだ何がしかの断言が可能な段階にないにもかかわらずどちらかを断罪するって、あー、「思慮」という言葉を覚えようぜ人類ぃ……。

 つぅか不倫して謝罪会見って誰に何を謝る必要があるのかサッパリ分からなくて(スポンサーだけでいいじゃんね)、これを求める心理にはおそらく「不倫なんてものが近くにあると困る、そんな想像させるな、しかも影響力のある芸能人が」という感覚があるんだろうと思う。つまり必ずしも「他人の不幸は蜜の味」ではなく、「私を不安にさせるな」という嫌悪感も多分に含まれていると分析しています。

 

 

 です。

(唐突に締める)

 

 

 ヒダマルも愚痴りたい日はあるのですね。いや割と愚痴ってるかないつも。「愚痴の言い合える相手」というのは目指してもいいかもしれないな。大っぴらに言えない自慢話とかもね。そういう友人いると落ち着くかもしらんですね。

 それにしても、この話題において「愛」の一文字を使わずにここまで引き延ばせるのもなかなか個性的なんでしょうかね、以上。