うちで過ごそう。 その5【本を読もう】
みなさま、こんにちは。
辞書を読むヒダマルです。
辞書は調べるものじゃなく、読むものです。読んで知ってるから戦えるんです。分からないと発覚したときに調べるより機動力が増します。
これこのように。
小5の息子が広辞苑引っ張り出してきて『る』から始まる言葉をひたすらノートに書き写してる。
— 真乃宮@いつか君の盾となろう (@manomiya37) April 19, 2020
クラスメイトとの『しりとり』で負けないためには「る」で仕留める矛もさることながら「る」を返せる盾を厚くしていく必要があるそうで……
ちなみに『縷々(るる)』が一番好きな言葉らしい。 pic.twitter.com/aNP4a4aye2
……真乃宮さんの小五の息子さん、ぜったい頭いいです。諸々のエピソードを聞き及ぶに。
そんな頭の良さを備えられるかもしれない今回は、「本を読もう」です。
今こそ、本を読もう。
お子さんがいるご家庭では、学習の機会が失われて困っているものと思います。こんな時こそ読書ではなかろうかと主張します。学業のすべてをカバーできるはずはないものの、読解力、心の理論、多様性を学ぶには抜群の教材が溢れています。使わない手はない。
学生の皆さん、休校なんてじゃぶじゃぶ本が読めるチャンスじゃないですか。月に一冊でも本を読む大学生は50%にも満たないなんてデータもあるように、本を読む習慣を持つ人はそれだけでちょっと強いぞ。
もちろん実世界での学びはまた別だが、そっちが苦手な人たちはこっちに来たっていいじゃない。というか、話し方や心理学など人間関係のコツを学べる書籍だってたっぷりある。実技が苦手なら苦手なりの原因なり対処なりを探ってみるのも手だ。このヒダマルのようにな。こうなる前に学ぶのだ。
というか、学校教育って「お金」について一切教えてくれないから。
この休校期間中に学んでおくのが吉だと思う。大吉だと思う。お金への知識を増やし理解を深められたなら、むしろ休めてよかったと言えるはずだ。
これだけは断言する、今は休校であって休学ではない。学びは止めるな。親であればそこをフォローするのは責務だ。
子であれば周囲の大人に聞こう。あるいは自分で考えて行動してみよう。中学生以降であれば自分で考えて行動しよう。考えるための材料は、大人に聞こう。
小説。
うむ、何の話か分からなくなった。休校中の子と親へのメッセージになったので、せっかくだからこの調子で行こう。
ヒダマルが中学の頃は『はてしない物語』『モモ』『ムーミンシリーズ』『ハリー・ポッターシリーズ』『ローワンシリーズ』『スター・ガール』『カラフル』『青空の向こう』、この辺りが割と記憶に残ってます。ミヒャエル・エンデと森絵都先生とジェリー・スピネッリとアレックス・シアラーを読み漁ってた記憶がある。
『はてしない物語』の果てしなさにはビビる。
特に『カラフル』と『青空の向こう』はぜひ子どもに読んでほしい。後者は小学生向けの易しい文体でも出てたはず。これだ。
ラノベも馬鹿にはできまい。
ヒダマルの恋愛小説原体験は『半分の月がのぼる空』。舞台・三重の言葉に台詞を直したハードカバー版も出てた。これは文庫版。
中高生であればもう、自分で小説書いていいんじゃないか。ダメダメだろうけど、自分のダメダメっぷりを理解する機会だとおもう。痛い目見ろって話じゃなくて、自分の力量を自分で計るのって難しいんですよね。
うまく行かなければ対策を打てばいい。最初からうまく行ったなら才能がある、そのまま突き進めばいい(小説に限らず)。
成功体験も失敗体験もかき集めるといい。
漫画。
漫画は読書に入らないなどと狭量な世界観を持ってはいまいか。
ヒダマルは中学時代『ブラック・ジャック』『火の鳥』『ブッダ』『どろろ』で生命倫理を学んだ。アニメで『鉄腕アトム』も観ていた。その下地あってこそ、高校で『キノの旅』『ブギーポップ』だ。
幼少の時分から、家にジャンプが転がってた。母が読んでたためだ。兄も読んでいて、自然ヒダマルも読むようになった。その母は「『ワンピース』でエースが死んだのが納得いかない」という理由から購読を止めたある意味猛者である。
愚息ヒダマルは『めだかボックス』の最終回、そして『暗殺教室』の「才能の時間」が抜群に面白すぎて「この内容の漫画が一番面白いなら、もうジャンプじゃなくていいな」と感じて卒業を決断した。人に歴史あり。
人気の漫画なら小説版も多いので、小説へのとっかかりにも繋がると思います。イチオシはジョジョ。
『the Book』は読みごたえ抜群、装丁も美しい……。
他にも『恥知らずのパープル・ヘイズ』『OVER HEVEN』『岸部露伴は叫ばない』『岸部露伴は戯れない』などなど。
新書。
新書の魅力は、なんといっても専門性。
「その道の素人にも理解できるように、専門家が分かりやすくまとめた本」である点です。門を叩くには最高です。
その特性からして、小説と違い「読むこと自体が困難な本」に遭遇することは非常に稀です。 小説の場合、合わない内容はとことん合わないものです。
その点、新書は「そもそも興味のあるジャンル」であればまず大丈夫。「読解力が追い付かない」ということも滅多にありません。作者がヒダマルのためだけに分かりやすく話しかけてくれているような錯覚を覚えます。
人類史、自然科学、心理学、経済学、仕事術、筋トレ、日頃興味を感じている分野に触れてみるにはうってつけの時間、それが引きこもりタイム。
声優の大塚明夫さんや漫画家の荒木飛呂彦先生など、「新書出してたんだ!」と思わせる方も多くいらっしゃいます。声優さんの文章は「あの声」で脳内再生されるのが素敵ですね。
新書に限らず、なにかしらの専門傾向を持つ本は文庫にもあります。PHP文庫とか。
ヒダマルがニートを始めた当初は加藤諦三さんの著書を読み漁って精神の膿にぶちぶち針を刺し血のような泥のような脂のような流動物を日夜垂れ流してました。えぇ病んでおりました。
『だれとも打ち解けられない人』はタイトル見た瞬間電撃が走ったな……。
まとめ。
とりあえず、子どもも大人も好きな本読もう! 図鑑とかでもいいな! ヒダマルは小学生の頃ずっと図鑑読んでた! 虫の!
図鑑読みながらお絵描きしても楽しそうです。子どもと遊べますねこれなら。絵は額に入れて飾ってあげると喜びますよ。100均にあるので。
ではヒダマルも、読書しながらStayHome!!
入眠前にいくつかの情報を暗記すれば睡眠学習もできるぞ!!