ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

BOOKPORTと絵描きの話。

 

 みなさま、こんにちは。
 BOOKPORTさんを応援するヒダマルです。

 

 といっても、名前は(仮)みたいですけども。同じ名前の本屋さん? が先にあるとかで。

 

 そして今日は、絵描きさんに向けてのお話をしてみようと思います。

BOOKPORTさんは小説の収益化がしやすいので、その分だけ、イラストの需要も増える見込みがありますよ」ですね。前々からちょくちょく言ってました。

 ヒダマルの思う所を述べつつ、はてなブログに膾炙するお手伝いと参ります。

 

※BOOKPORTさんの稼働は来年三月の予定です。仕様は変更される可能性があります。

 

 

絵描きも歩合制。

 まずはこちらの画像から。

 BOOKPORTさんが現在想定しているお金の流れです。

 

f:id:hidamaru:20190918153635j:plain

 

 87%という驚異の印税、その中から支払われるという仕組み。例では「10%」としていますが、交渉次第で変わってくる数字でしょう。

 

「売れれば売れた分だけ、ちゃんと儲かる」
「1000部や5000部しか売れない作家でも、作品を書き続けられる」

 こういったポリシーから出てくる収益を、同じ形で絵描きさんにも還元しようという試みですね。

 

 新しいですね。

 

 面白いですね。

 

 しかしこれがねぇ。

 

 バッシバシに叩かれてます。

 

 このツイートから読めます。

 

 

 

一歩進めば叩かれる。

 絵描きさんからすれば、まぁまぁまぁ、そうなりますかね。なりますよね。

 

 小説書きからすれば破格の印税率なので「世界が変わるぞぉぉ!!」という気合いが入りますが、絵描きさんの現状は先払い単発仕事が多いでしょうから、

 

「は? 後払い?」

「しかも売れた分だけ? いくらになるか分からない?」

「じゃ描かないよ! 馬鹿にすんじゃねぇ!」

 

 となるのは想像できます。理解も共感もできます。

(ただ、この論理だと小説書き全員をカウンターで馬鹿にしてるし、小説書きは存在しないはずなんですが)

 

 

 ヒダマルも、このままの条件だと絵師さんは集まらないかなぁと思ってます。

「印税払い(後払い)でチャンスは無限」
「印税払い(後払い)で買い切り、不足すれば別途用意」
「先払いで買い切り」

 くらいの選択肢がないと、絵描きの視点からしてうま味・馴染みがないだろうなーと。(実際のキャッシュフローを考えると、真ん中と後者は「先払いで買い切り」に統合されるかも)

 

 小説書きと絵描きと、立場や環境や視座が違う、ってだけの話なんですよね。

 勉強して想像して理解して共感して歩み寄る、という姿勢が大事だと思いますよ、 お た が い に。

 

 

マネタイズのタイミング。

「本の中身の写真を載せる」という行為はダメでしょうと思うので普段は絶対やらないんですが、こちらの著者はそもそもネットに流れることを想定してデザインされているので、今回の金言を紹介したいと思います。

 

f:id:hidamaru:20190918164506j:plain著:西野亮廣 発行:幻冬舎 『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』62頁より引用

 

 この、「どこでどうお金を稼ぐか」という視点が、ちょっと足りないような……。叩いてる絵師さん方に、ですね……。

 現状とか通常に縛られすぎてる気が。

 

 小説書きにとっては「ロマン」、絵描きにとっては「博打」になってるさっきの画像を見たら、じゃあ今の内からめっちゃ面白い小説書く人を探しとけばいいじゃんって思うんですよね。

 博打として考えるから博打になるんであって、他の人が文句言ってる間に先回りで動いて信頼関係つくって戦略立てて「これなら勝てるぞ」という状況つくればいいのに。

 

「それは絵描きの仕事ではありません。すごく失礼です」との意見も見たものの……、まぁピンとこない。

「じゃ、それができる人に負けますね」としか返せない(皮肉じゃない)。やりたくない人はやらなきゃいい話だし(意見を出すなという意味ではない)。

 

 ただ、新しいことを叩くとねぇ……。

 それが成功した時に、波に乗れなくなりますよ。

 

 

まとめ。

 と、いうことで。

 BOOKPORT(仮)さんへのご支援や拡散、よければお願いします。

 

camp-fire.jp

 

 支援者数200人弱!

 支援額、なんと300万円突破!

 

 ほんっとね、これですね、小説書きだけの話じゃないんですよ。

「小説のプラットフォームだから関係ないや」と思われてる方多いはずです。もったいないです。

 

 小説家が収益化しやすいという事実は、

 絵描き、漫画家、編集者、批評家、デザイナー、本に関わるあらゆる仕事に波及して、需要が増えますから。

 

 新しい波、一緒に作っていきませんか。