対価の話。
みなさま、こんにちは。
ことあるごとにヒダマルです。
絵をですね。無償、つまりはタダ、ロハで描いてくれ~とか頼まれた! なんて非常識な無礼者! という話はちょくちょく出てきます。なんとなく、絵描きさんはこういう話に遭遇しやすいみたいなイメージあります。
それで昨日も「無償で引き受けたら業界のためにならないからヤメテ」的な話を聞いたんですが、
ヒダマルは無償ダメゼッタイとは思わなくて「無償の代わりに何してくれますか?」が正解だろうとおもう。よ。
— ヒダマル (@hidamarirun) March 11, 2020
絵を描かない人からすると「ちょちょいと描けるっしょ! やっちゃってよ!」的な認識があるのかもしれません。その分、絵描きさんはそういうケースとの遭遇確立が多いかもしれません。心中お察しします。
でもその分、ちょいと敏感になりすぎじゃないかなぁなんて。
要は「対価」があればいいわけで。
お金は対価の一要素でしかないわけで。他のところでカバーしてくれるんであればいいのでは? と思うんですよね。お金が対価の場合しか人が動かないんだったらヒダマルのクラウドファンディングは失敗してたはずなので。
極端な話、ルーブル美術館から「あなたの描いた絵を飾らせてください」って頼まれたらどうします? 無償で。描きません? ヒダマルなら喜んで描く。……いや、もっとうまい人仲介してその人とルーブル両方に恩を売っとくかも。
「電撃文庫で出すので一冊だけ印税ゼロで書いて?」って頼まれたら書きますよ。
まぁこれは極論ですが、構造としてはそういうことじゃないかなと。
お金という対価を受け取る代わりに他のモノゴトを要求する、「じゃ、代わりに何をくれるんですか?」で対等に交渉する・できるのが健全なんじゃないのかなぁと。それを考えずに無償でやるのは、確かに多くの場合迷惑かもですけど。
ヒダマルは与えられるものが少ないからこの交渉が難しいけど、だからこそ「お金がない小説書きにできること」を模索して先陣切りたいとは考えてる。
— ヒダマル (@hidamarirun) March 11, 2020
とか言いつつ切れてるかどうかは……。いや切るよ切るともさ。でもこれ共有してないんだよなクラファンの経験とか。やんなきゃな。
問題になるとすれば「自分は絵で稼ぐ必要がないから、タダでプロ並みのやつ描くよ」かな。老後の楽しみでボランティア始めて他の同業者を追い込むみたいな話あるもんな。
どんな場合であれ仕事には相応の対価を求める、という意識は必要かなぁと思う。難しそうだけど。
(だって「お金にはならないけど個人的にマジでチャンス」も無視しろってことで)
(これが難しいから他の都合は置いといて現状最強の価値基準・共通言語の「お金」で考えようぜって話ならまだ分かる)
まぁみんなお金好きだもんな。ヒダマルも大好き。一切もらわないのは困るよね。
でも単純にお金だけを基準にして動くのもどうなんだろー、という話でしたとさ。