ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

ディグダの全貌考察。

 

 みなさま、こんにちは。
 掘っ建てヒダマルです。

 

 先週の『ポケットモンスター』第52話はディグダ&ダグトリオ回でした。

 

www.hidamaruanime.com

 

 たくさんのディグダと一匹のダグトリオに、サトシとゴウとコハルとエンドウさんが振り回され立ち向かい和解する悲喜こもごもの裏に、いいや下に、具体的には地面の下に、ある謎を感じ続けていた視聴者も多い事かと思います。

 

 そう、ディグダの全身問題。

 

 常に土の中から顔を出している形のポケモン、ディグダを土から引っこ抜いてみたらどうなるのか?? 空中で出してみたらどうなるのか?? 室内では?? 大気中では愛くるしい顔をしているもぐらポケモンの全体図を想像したポケモントレーナーは多いのではないだろうか??

 そこで、ポケモン永遠の謎のひとつである「ディグダの全貌」について考察してみようと思う。

 

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 まずはこちらをご覧いただきたい。

 誰もが知る所の、ディグダの形態である。一目して分かる通り、身体の一部は常に地下に隠されておりその詳細を確認した人物はいない。類似の特徴を持つポケモンにミミッキュが存在するが、かのポケモンは「ボロ布を使ってピカチュウに擬態している」という明確な方向性がある・中身を目視した人間は精神を病んでしまうという報告があるため、ディグダほどの秘匿性は薄いものと思われる。

 一般的に「正体が分からない」とされるポケモン以上の謎を携えているポケモン、それがこのディグダだという重要性がお分かりいただけるだろうか。

 

 では本題だ。

 いったい、ディグダの土の下はどうなっているのだろうか? いくつかの仮説を用意したので、順を追って解説していこう。

 手始めに、こうだ。

 

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 シンプル説。

 最も想像力のいらない説だと思われる。ディグダの頭は丸い、では下も丸い、当然の結論である。正直に言おう、ヒダマルの小さい頃はこう理解していた。こういう絵を描いてたことを覚えている。幼く素朴な予想によって、地面の下のディグダはこのデザインなのだと受け入れていた。

 

 しかしどうだろう、初代ポケモンの設定とはいえあまりにも雑な結論ではないだろうか。いくらビリリダマがいるからといって。いくらマルマインがいるからといって。もう少し捻った謎が隠されていると想像するのもロマンというものだろう。

 そこで、こうだ。

 

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 双頭説。

 地面の下にはもう一匹のディグダがいるのだ。これなら土の上と下、すべてを視野に入れることが可能である。つまりディグダは二体で一匹なのだドードーなのだ。ダグトリオは実は六匹兄弟なのだ。タイレーツもびっくりの大所帯を形成するポケモン、それがディグダ族なのである。

 

 こうした調査と仮説を進めるうちに、ひとつの重要な疑問が生まれることとなった。

 なんと、ディグダ族は「ひっかく」「きりさく」「シャドークロー」「つめとぎ」を覚えるのだ。言わずもがな、これらは爪を有するポケモンにのみ習得可能な技である。そしてディグダはもぐらポケモン、土を掻き分け穴を掘り、地中で暮らすポケモン……。

 

 基本的な視点へ立ち返ることで、より正確な想像図を引き出すことができるのではないか? なにも奇を衒う必要はない、地面の下には普通にもぐらがいるものだと仮定してみよう。

 

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 これだ。

 間違いない。普通にもぐらなんだ。モグリューやドリュウズ、サンドやサンドパンといった地面タイプポケモンは押しなべてこうではないか。我々は何を難しく考えていたのだろう。ディグダはこの爪で土を掻き、「つめとぎ」し、「ひっかく」や「シャドークロー」を繰り出していたのである。この合理性の前には、まん丸も双頭も非現実的な空想であることがお分かりいただけるだろう。

 

 さて、ここで他の技も確認してみよう。

「ひっかく」などの技を理由に爪の所有を想定するのであれば、他の技にも焦点を当てる必要があるだろう。いくら爪ありディグダ説の正当性に信頼が置かれようとも、結論ありきの思想は視野狭窄に陥るためだ。科学的な思考とは言えまい。

 

 他に特筆すべきディグダ族の技というと……、ふむ、格闘タイプの「きしかいせい」及び「いのちがけ」を覚えることが分かった。

 爪を有し、格闘技をも習得する点を総合的かつ俯瞰的に違和感なく融合させるとすれば、

 

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 美しい。

 ディグダはもぐらポケモンではなく、カイリキーやルージュラなどと同様の人型ポケモンだったのだ。ゴルダックと河童の空目は世界各地で報告されるが、地底人の正体はディグダだったのだ。ダグトリオに進化した際は、そうだな、とっても仲よしなのだ。だから超くっついてるのだ。地面の下ではひっしと身を寄せ合っているに違いない。なんという兄弟愛だろう。


 ヒダマルはこの研究結果を携えてポケモン学会に殴り込みをかけ博士号の取得を目指す所存であるからして、良い結果を報告できることを願っていてほしい。

 では、今日の講義は解散とする。