ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

無加工のアドバイスはやめろ。 【真面目な話】

 

 みなさま、こんにちは。
 折り畳みヒダマルです。

 

 下半期初の真面目な話は、アドバイスに関して。

 ヒダマルの主力商品は「小説アドバイス」で、いわば「他人に対し指摘や意見や助言や提言を伝えるプロ」です。プロ、と言っていいかどうかは疑問符が付きますがもういいでしょうプロと名乗りましょう。お金いただいてんだ。小説アドバイザーだ。

 

 ……そんなヒダマルの目から見て、ぐぬぬ、と感じるものがありまして。素人アドバイスに対して。

 

 

 

 アドバイスとは。

 単に「正しいことを言う」のではない。

 

 もうこれ正にもうね、これですよ、世の中には「正しいことを言っているのだから受け入れろ」みたいな視座で何事かを伝えようとしてくる人いますが、プロからしたらそれはアドバイスじゃない。自己満足でしかない。

 相手が視界に入ってない。相手には相手なりの人生や価値観や立場や能力や考えや誇りがあることを意識・理解してない。相手の状況、力量、強み、弱み、悩み、望み、立ち位置、パーソナリティ、関係性、それらが違えば選ぶ言葉も違ってくるはずなのにそれがない。尊敬も尊重もない。

 

 相手がいない。

「正しいことを言う自分」しか見えてない。

 

 ゆえに伝わらない。そうした理由で伝わらないアドバイスは、無駄どころか、相手との関係を悪化させることもある。

 なぜならその中身は、「私はあなたを軽んじています」だから。

 

 

 いやまぁ、これもまた一面的な話ではあって。

 正しさ自体が悪いわけではなく、正しく正しいこともあるんです。ただ、それだけでは足りない。正しいだけじゃ人は動かない。本当に相手を想って、あわよくば少しでもポジティブな変化を及ぼしたいと願うのであれば、伝え方を工夫する必要がある。言葉を加工する必要がある。キャッチしやすいように。

 その視座にあれば、相手を傷つけないアドバイスになるかもしれません。

 

 その視座になく、本当は相手のことなんてどうでもいいのであれば、うん、やめて。たぶん迷惑です。

 あなたが親や上司なら、「やーめた」というわけにもいかないでしょうから、これから気を付けてくださると助かります(ヒダマルは弱い者の仲間でかわいい者の味方です)。

 色んな要素は絡むけれどもとにかく、「他者へ意見を発するにあたって、あまりに無思慮で不用意」なケースがままあります。

 

 で、仮にそこまで丹念にやったとしても、アドラー心理学でいう「課題の分離」であって、結局のところ相手が変わるか否かは相手が決めるしかないんです。操作できるのは自分だけです。

 

 アドバイザーにできるのは、「私はこう考えます」だけ。そこで終わり。「相手を変えて差し上げよう」なんて意識は互いにとって毒です。善意であれ、ですよ。ここ大事、超大事。ヒダマルは、敢えて毒を入れることはあるけど。状況次第ではね。

 無責任でいいんです、取れない責任を取れると宣うほうがよほど無責任です。

 

 

 この問題はもっと複雑に糸が絡んでる感じはあるんですが、ヒダマルの言語化能力ではこんなところか。まぁ大枠は言えた。

 誰かに意見する際には「本当に相手を想っているのか」それとも「上から目線で放言したいだけなのか」を意識するといいと思います。前者なら、相手が受け取りやすいボールを投げる工夫ができるはずです。後者なら、それはボールじゃなくてうんこかもしれません。人に投げないほうがいいでしょう。

 

 ちなみに、ツイートの引用元「めんたね」さんの論理力と方向性はヒダマルの完全上位互換なので大いに参考になりますよ(これまた、受け入れられない人はまったく受け入れられないだろうし、それでいい)。

 

 ふーなんか久しぶりに好き放題「真面目な話」を語れた感ある。器用な人はアカウントとかブログとか変えて語るんだろうけどヒダマルはまるごとでヒダマルだからなぁ。

 どうかみなさまのアドバイスライフが素敵なものでありますように……。

 

 ↓続き。

 

www.hidamaruanime.com

  

www.hidamarunovel.com