『鬼滅の刃 無限列車編』感想 【炭治郎が良い子】
みなさま、こんにちは。
『鬼滅の刃 無限列車編』を観たヒダマルです。ネタバレあるのでお気を付けください!
大人気漫画・アニメ『鬼滅の刃』の劇場版ですね。ヒダマルも観てきました面白かった。まぁヒダマルは「鬼滅人気はなぜここまで?」に答えを出せてないし「こんっなにも大爆発するほど面白いか?」と疑問に思ってる人ではあるんですが。『ごちうさ』シリーズにも同じ感覚がある。いや好きなんですけどもねどっちも?
炭治郎が良い子。
まず、なんといっても、炭治郎が良い子すぎてつらい。まぶしい。浄化される。
伊之助に作戦を認められたときに「ありがとう!」って返すんですよ。戦闘中に。上から目線で投げられた言葉に「ありがとう!」って。律儀……!
トラウマをえぐってくる家族の夢を見させられた際には「言うはずがないだろう! そんな言葉を俺の家族が!」とブチ切れるんですよ。漫画なら確実に右ページ最初の大ゴマですよね。
無意識領域では心の核を破壊しようと目論む敵に対し炎の妖精さんが手を引いて核に案内してくれるんですよ。彼が困ってたから。
兎にも角にも炭治郎は良い子だ……。ヒダマルには眩しすぎる……。
自分がそこそこのクズだと知ってるために、炭治郎を見てるとかっこいい~とか良い子~とか応援したい~とかより「ギャアァアア!!」て感じで浄化されそうになるんだよな。
— ヒダマル (@hidamarirun) October 28, 2020
伊之助と善逸。
伊之助が大活躍だったのがよい!
アニメだと伊之助はちょっと地味というか、「伊之助回」ってなかったなと思ってたので。自信過剰の変態ポジティブキャラって割と好きです。伊之助の夢世界は想像できなかったけど彼はなんだろう、あのまま「謎の人」で通すのだろうか。普通ならなんか思わせぶりな過去が挟まれるトコだけど。
まぁ伊之助と善逸だと善逸のほうが好きなんですが、いかんせん善逸は扱いづらいんですよね設定が。「眠ったまま」「一つの技しか使えない」ので、これ以上広げようと思うと追加で成長させる必要がある。それを映画の中で描くのはちょっと噛み合わせ悪いという。逆に、終始夢の中にいたにも関わらずちゃんと戦える設定は非常にマッチしてました。大きく絡ませなくても「そうそう、これこれ」で魅力が伝えられる。
ところで善逸、彼だけ煉獄さんとの接点がものすごく少ないですよね……。ラストシーンでは「ぇいつの間にそんな仲良くなってたの?」と戸惑うのが自然ではありそう。それでも死にあたって泣かせる煉獄さんの漢気がとんでもないということか。説得力があればリアリティなんざいらん。
上弦襲来の構成。
やーー煉獄さんですよね煉獄さん。煉獄さんのカッコよさを魅せるための時間でした。ヒダマルが好きな序破急なのかな構成は。時間配分がよく分からないけどたぶん。
序と破を使って夢の鬼を倒した後に上弦の鬼が登場して炎柱との死闘が繰り広げられるわけですが、あの流れは夢のやつの「ここまでやっても届かないなんて、上弦の鬼はどんだけ遠いのよ」という思考の流れがあってこそ許されるものなので、表面だけ真似するのはまったくお勧めしません。
前々から「上弦の鬼」に意識が向いてるからできた展開であって。前フリ大事。
— ヒダマル (@hidamarirun) October 28, 2020
結局敵は倒せず終いだったけど、列車の乗客200人を守れたことを理由に「煉獄さんの勝ちだ!」と炭治郎のジャッジが入りましたがいや流石にちょっと無理があるというかあれは煉獄さんの負けだとおもう。あと刀どうすんのまた怒られるよ。
ヒダマルは敵側に親和性高いんですよねなにかと。NARUTOの「無限月読」とか種運命の「デスティニープラン」とかジョジョ六部の「天国」とかの構想を聞くに「それはそれで過ごしやすそうな世界だな」としか思えない。何が問題なんだと。
「老いるからこそ死ぬからこそたまらなく愛おしいんだ」もちょっとなに言ってるか分からない。
アカザさんの「鬼にならないか」という提案だって、
斬られたとき・あとの肉体的な苦痛にはほぼ言及されてない点も高得点。
— ヒダマル (@hidamarirun) October 28, 2020
上司が無惨様? なんぼのもんじゃ人間の上司よりマシじゃ。
心からこう思う。
「上司が無惨様とかイヤァ」という感覚は分かるけど……、それ人間にも普通にいるからなぁ……。
まとめ。
炭治郎は良い子だ。煉獄さんはカッコイイ。鬼になりたい。あと絵が綺麗で動きも抜群。
炭治郎に浄化されるもよし、煉獄さんに惚れるもよしな一作でありました。