「声優は仕事を待つしかない」現状に考えること。
みなさま、こんにちは。
声優さんに会ってみたいヒダマルです。
いっや、いやいやいや、実際会ったりしたらどうなるんだろう。阿澄佳奈さんとかさ。小倉唯さんとかさ。長縄まりあさんとか井口裕香さんとかゴットゥーザ様とかくじらさんとかさ。
「ぁあふ」かな。「おぃん」かな。なにかそういった類のSEが射出される可能性が高いことだけは想像できる。長縄さんに「マジヤバくね」お願いしてもいいかな。くじらさんに「一番のやつ~!」お願いしたら怒られるだろうな。
そう、今日は声優さんの話です。
年末に話題になった「声優の大多数が仕事にあぶれる理由」「声優は仕事を待つしかない職業」という現状に対し考えたことを述べてみます。
ブロガーのくせに話題に乗っかるのが遅い、これがヒダマルスタイル。
大塚明夫さんの提言。
話題になったのはこちらの記事です。
誰もが知るベテラン声優・大塚明夫さんが語る、声優界の現状。文章を読んでいると、「あの声」で完璧に脳内再生されます。
知らないとは言わせません、ブラック・ジャックやスティーブン・セガールの声を思い出してください。『ワンピース』の黒ひげや『第六期ゲゲゲの鬼太郎』のぬらりひょん、『ゆるキャン△』のナレーションにしてしまりんのおじい様、『攻殻機動隊』のバトー。
ね? 「あの声」の方です。
そんなダンディボイスで脳内再生される声優の現状ですが、結論から言うと「声優の数に対して、仕事の数が圧倒的に少ない」(引用に非ず)のだそうです。1万人の声優が、3百席の椅子を奪いあっているのが現状だと。
しかも「声優は仕事を待つしかない」から、食っていけるような立場になるには時間がかかるし運次第なところもある、そのため甘く見ないほうがいい、とのこと。
……これを聞いたとき、瞬時に、「それはおかしい」と思いました。
仕事がなければ作ればいいじゃない。
これ。
なぜこうならない。
「仕事を待つしかない」ってね、在野の小説書きなんか誰に頼まれたわけでもなく日々妄想を具現化してる変態ばかりですよ。「仕事を待つしかない」なんて嘆いてる小説書きなんかいませんよ。プロになっても「小説書いてって頼まれないから仕事がない(書かない)」なんて誰も言わないと思います。「デビューできない」「本にならない」なら聞くけど。いやまぁ実際のトコ嘆いてるけど、ずーっと行動してますよ。
(努力してるのは声優さんも同じだろうけど。それと確かに声優はゼロからのクリエイティブじゃないので、違いはあるけども)
そういう小説書きは承認欲求高いですから。「もっと人に読まれるようになってほしい」と常に願ってます。
「自作小説のボイスドラマを作りたい」「朗読してほしい」「宣伝映像を作るから、そこに声をあててほしい」なんて需要、掘り出せば沢山あるはずです。
そういう下地があるんだから、そっちにアプローチかければいいのに。特に「朗読」なんて、目が見えない方でも小説を楽しめるんですよ。最高。
むしろチャンスですよね。これ。
10,000人の人材に対して仕事は300席で「声優は仕事を待つしかない」なんてよく分からない考えが蔓延してるのが現状なら、自分で仕事探して見つけて作って「は~いこちらに声優のお仕事ありますよ~!」って旗振れば9,700人が振り向くわけでしょう?
大ッチャンスじゃん……ッ!
ヒダマルはお金も具体的な知識もないからやらないけども、すぐにでも誰か旗振り役買って出てほしいよ……! 早いもん勝ちだよ……! その際にはアイデア料ちょこ~っとちょうだい……!?
まさか知らない? のかな。野良小説書きが世に溢れてることに。
いやでも少なからずエンタメ好きじゃなきゃ声優目指さないだろうし、「なろう小説から書籍化・ついにはアニメ化!」みたいなニュースを耳に入れてればアマ作家がどれだけ存在するかを知らないってこたないよな。
ほんと、なんで誰も動かないんだろう、と。不思議です。隆盛してないだけで、既にこういうビジネスは存在するとは思う/思いたいけど。
(こういうこと言ってると「じゃあお前がやれ」という意見が高確率であるいは罵倒と共に飛んできますが、「分業」という概念を知っていれば如何に的外れな指摘かが理解できます。知識は人を助けます)
(ああいう方々は「こんな車に乗りたいな」と思ったらまずは自分で作るんでしょうかね)
まとめ。
アイデアマンとして雇っていただける企業の方、連絡をお待ちしております。
ヒダマルには学がないけど頭はそこそこなので「これとこれ読んで勉強してね」って言ってもらえれば吸収します。超吸います。でもニンゲンカンケイニガテ。
冗談はともかく、「仕事を待つしかない」なんて発想・結論はダメでしょうと思います。努力してるだけで・実力があるだけで成功できる時代なんてとっくに終わってるんだから。
去年「終身雇用は続けられない」とどこかの大手企業が宣言してビックリしてる人たちがいたことにビックリしました。
あ~この感覚はあれだ、BookBase(名前が変わりました)のオタクペンギン社長が絵描きさんに批判されてたときと同じ感覚だ。
受け身がもどかしいんだ。
声とか絵とかって「小説書けますぜ!」よりよっぽど汎用性高そうな技術なのにどうして色んな使い道探さないんだろうと不思議です。
……まぁ、今日はかなり偉そうに好き勝手語ってしまいましたが、みなさんが叫びたくてウズウズしている一言をキメて幕を閉じましょうかね。
はいせ~~の、
お前(ニート)が言うな!!
ですよね!!
関連リンク
こちらも大塚明夫さんのお話。
小説書きや絵描きなど、技術屋には勉強になると思います。
そしてこちらは中尾隆聖さん。
フリーザ様の声で再生されます。