ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

『ゲゲゲの鬼太郎』第84話感想 【チン〇】

 

 みなさま、こんにちは。
「外国人労働者チンさん」を観たヒダマルです。

 

 前回と打って変わり、最初から最後までギャグでした。いや途中シリアスだったけどそれを補ってあまりあるギャグ回でした。

 杉田智和さんでそのネタやられたら笑うよなぁ……。

 

 

彼こそはチン〇さん。

 一種のミステリというか、今回登場した南方の妖怪・通称チンさんの本名がついぞ判明しなかったんですよね。これは鬼太郎始まって以来の珍事です。

 

 ヒントは「チン〇」であるという情報のみ、彼がしっかり名乗ろうとすると「チン」のあとに鳩ポッポが鳴いていたり汽笛が「ポオォォーーーーッ!」と響いたりして視聴者にフルネームを隠す演出が成されていました。

 まなちゃんの耳には入れたくないのかねこ娘が慌てていましたがいやぁ謎です。

 

f:id:hidamaru:20191211155330j:plain【『ゲゲゲの鬼太郎』公式サイトより引用 ©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション】

 

「賃貸」とか「鎮魂歌」とか言葉のチョイスも独特だったな今回。なにか思惑があるのだろうか。ヒダマルには計りかねます。ちんぷんかんぷんです。

 

 それにしても外国人労働者・チンさんの頓珍漢な言動が面白かったです。住所を聞かれて「南方」と答えるとか、正に珍客。日本に来るまでの珍道中も聞いてみたいものです。

 面接で本名を名乗る度に落とされ「沈鬱のポーズ」で沈黙するチンさんの哀愁よな。働き始めたはいいものの低賃金だし、同じ境遇の仲間は常に沈痛な面持ち。あのボスは陳謝すべきだ。 

 

 

外国人労働者。

 そして今回、鬼太郎が切り込んだのが「外国人労働者」。

 労働力を期待しての移民受け入れは結構だと思うけど、日本の現状で意訳すると「奴隷が少ないから増やさなきゃ」なんですよね。しかも「移民」じゃなくて「外国人労働者の受け入れ」とか「技能実習生」とか定義をずらしてくる。

 

 他国と比べて安全、とかの理由で納得あるいは我慢する方だって多いだろうけど(作中に出てくるようなケースばかりでもないと信じたいし)、一世代後に待ってるのは普通に日本の価値観を知ってる人間なわけで、その方々も「日本って住みやすい」と思ってくれるかどうかは甚だ疑問です。問題を先送りにしてるだけじゃんと。

 もしもそうした方々の立場を「移民じゃないから」なんて理由で日本人より格下扱いするならそんときゃいよいよ一揆起こるぜ外の風なめんなよ? とおもいます。

 

f:id:hidamaru:20191211155315j:plain【『ゲゲゲの鬼太郎』公式サイトより引用 ©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション】

 

 チンさんの起こした騒動は、予言みたいなものだと。

 まぁー日本に生まれて日本で育って日本に住んでる日本語しか喋れない奴の戯言ですけども。

 

 

まとめ。

 摩訶不チン議なお話でした。
(これは無理がある)

 珍妙な見た目と珍奇な言動、日本にとっては闖入者だったわけですが、チンピラを追い払うなどの正義感はそこらのチンケな人間よりも珍重すべき逸材だったと思います。もういいかな。

 

 次回は「巨人ダイダラボッチ」。

 おどろおどろしい回っぽい。バックベアード様かと思ったけど違いました。

 


ゲゲゲの鬼太郎 第85話予告 「巨人ダイダラボッチ」