『ゲゲゲの鬼太郎』第81話感想 【創作の炎は消えず】
みなさま、こんにちは。
「熱血漫画家 妖怪ひでり神」を観たヒダマルです。
漫画を愛するあまり自分でも描き始めた妖怪ひでり神、分かる、分かります。「作者は読者の成れの果て」です。
編集者との熱いやりとりも萌え、間違えた燃えた。いやぁ熱かった。流石はひでり神さんでした。
人間と妖怪。
「人間と妖怪の関わり」をテーマにした一本でした。
というのも、妖怪作者のひでり神と人間編集角富アニキとの二人三脚だったため。
漫画に関し手を抜かない角富アニキ。
ボツの連続を喰らうひでり神が激怒し、炎を燃やして角富アニキに詰め寄った際、「いわんこっちゃない」とばかりに鬼太郎。
しかし、息子を引き留める目玉おやじ……。
【『ゲゲゲの鬼太郎』公式サイトより引用 ©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション】
妖怪と人間の垣根を超えた、作者と編集との魂のやり取りで、よりいっそう絆を深め合った二人に乾杯です。
「うむうむ」と頷く目玉おやじさんの親心、時代を見守る大人の視点も良かったなぁ。
人間と妖怪は近づき過ぎてはいけない、とは鬼太郎の持論ですが、そこに問いを投げかけてくるような形でした。
いや、今までもあったはあったんですよねそういう回。妖怪アパートとか雪女とかのっぺらぼうとか。
しかし今回はそれらの体験を包括するようなお話でした。激しいバトルはないけど、人間(妖怪)ドラマで魅せてきました。
まとめ。
ところで、違法サイトに漫画を載せて捕まって妖怪のイメージを落とした挙句その余波でひでり神の立場を追い込み連載を打ち切らせ努力を無に帰したねずみ男、今回はあんまり笑えないレベルの失態でした。
ここまで悪いというかセコくなると、どちらかというと人間が担当する役回りですけどね本来は。ねずみ男の人間味が悪い方に出ましたね。
次回は「爺婆ぬっぺっぽう」。
おどろおどろしいサブタイトルですな……。『ぬっへへふっふ』みたいな……。
ねこ姉さんがねこ婆ちゃんになるのか……?