ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

廃墟ボーイの廃ログ。

 

*基本データ

 

場所:福岡県飯塚市、幸袋の交差点脇(旧伊藤伝右衛門邸からすぐ)

行った日:3月18日

廃墟になった日:不明

詳しく:豪邸・旧伊藤伝右衛門邸が目と鼻の先。観光客が行き交う中の観察は強い心を求められる。

 

 

*評価

 

怖さ:★★☆☆☆

廃れさ:★★★★☆

見つけやすさ:★★★☆☆

 

 

*あれこれ

 旧伊藤伝右衛門邸から去ったのち、「? あれ廃墟? 廃墟じゃね?」と目にとまった物件。とりあえず奥へ進んでみて、人家の気配がなかったので廃墟と推定します。

 

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 福岡県は飯塚市の名所「旧伊藤伝右衛門邸」からほど近い立地にある家屋です。

 

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 のっけからブルーシートを魅せてくるあたり、高いポテンシャルを感じさせます。寄ってみましょう。

 

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 二階を覆うトタン、突き出た煙突(?)。現在進行形で錆に覆われる様を記録しておきます。所々の意匠は凝ってるようにも見えますが、なぜトタンなんでしょうか。

 

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 上部分だけが綺麗に抜け落ちたガラス窓。シンメトリーを横切る電線が洒落とんしゃぁ。

 

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 一階部分には「満月」「千客萬来」と掲げられています。看板には「そば」とありますし、食堂かなにかだったのでしょうか。あ、「いろは食堂」ともありますね。

 いろは、つまりは五十音、ウチにはなんでもございます、といった粋な意味合いだと思われます。アマゾン(笑)のマークみたいなもんです。

 

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 道に面した、小さなカウンター。

 ここから、お持ち帰りの品なんかをやりとりしてたのかもしれません。でもこの窓開くのかな。

 

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 今では大嘘憑きネジが数本と、洗面所の排水溝のとこにこう刺さってて髪の毛とか取るやつこれの正式名称が皆目分かりません。どんな因果があってここに放置されているのでしょう。ドラマが膨らみます。

 

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 上下の防御力に差がありすぎです。網とベニヤ板でやたらめった補強していますが、どれほどの意味があるのか。小動物対策でしょうか。

 

 別の面も覗いてみます。

 

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 道路を挟んで一枚。

 瓦屋根の波打ち具合が期待値を上げてきます。もう一度横断歩道を渡って接近しましょう。

 

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 コンクリートとトタンと木材がせめぎ合う仕様。外壁のバリエーションが過ぎます。あの小さな窓は階段の明り取りかなにか?

 

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 これはですね、野球ボールを当てて数字を抜いて行くシステムですね。左側をムキになって狙った意地っ張りは去ったようです。

 

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 屋根にも網がかかっていますが、瓦の落下防止でしょうか。少々心許ない気もしますが。

 

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 今なお持ち堪える梁。支点力点作用点という字面がこれほど怖いとは。

 

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 建物の奥、右側は一段とダメージが大きそうです。どこから手を付けたものでしょう。

 

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 完全に向こう側が見えます。

 さっきの小動物対策は無意味なことが証明されました。

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 四方八方から落ちてきたのであろう木材、トタン、パイプなどが積み重なっています。旧伊藤伝右衛門邸とは違ったベクトルで開放感を演出する意気や良し。

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 スケルトンを貫く二階部分。

 二階には土壁があったのでしょうか? 竹で組まれた中身が露出しています。くねった梁? といい、元は和洋折衷な建物だったのかもしれません。

 

 進むにつれ廃墟度を増す、よき廃墟でした。

 

 

 

*廃墟残

 

残りストック:0

 

 

 

*おまけ

 

 えーと。はい。

 ヒダマルです。ここは『ヒダマルのアニメ日記。』ですぺこり。

 

 本日はエイプリルフールとゆーことでね、『廃墟ガールの廃ログ』のヒヤパさんに変装してみましたよっと。紛らわしかったとしてもホラ四月一日ですし、『ヒダマルは悪くない』ということでひとつ。


廃墟ガールの廃ログ

 

 ヒダマルはこちらのブログをイチから読んでるのですが、最近はけっこう忙しくって。なかなかリアルタイムに追いつけないんですよね。まぁもうほとんど読んだことのある廃墟ゾーンへは突入してますが。

 でねぇ、ここんとこ新しい廃墟(?)を摂取してないんです。廃墟不足なんです。心の中で廃墟~廃墟~ゆってたらなんとまぁ、自分でも発見しちゃった次第であります。

 

 

 廃墟、とは。

 人が求め、人が形作り、人に打ち棄てられた存在です。たぶん。

 その一連の歴史を、時間を、人の想いの移り変わりを形に残し、静かにどこかで居つづける、そんな存在なのです。たぶん。

 

 廃墟に魅せられ、語らぬ彼らの声を聴く、廃墟ガール・ヒヤパさん。

 これからも、ロマンあふれる廃墟ログを残し続けてくださいませ。