『ゲゲゲの鬼太郎』第48話感想 【来たれカタルシス】
みなさま、こんにちは。
「絶望と漆黒の虚無」を観たヒダマルです。
この一年、さんざんダークでブラックで世知辛い世界観を演出してきた第六期鬼太郎の真骨頂といいますか、針を振り切らせてきましたよ。
鬼太郎とまなちゃんのマジ喧嘩だもんな……。
妖怪対人間。
妖怪と人間の確執が深まる様子を前半でねっとりじっくり描き、鬼太郎とまなちゃんの対面で引き、Bパートでは両者の関係悪化と選択を軸に最悪の事態へ発展。
クライマックス待ったなしです。
【『ゲゲゲの鬼太郎』公式サイトより引用 ©水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション】
名無しによるポップなキャラを使った煽りも挟まりもうね、こういう演出大好きですからねヒダマル。小説でも多用しがちですかね反省。
ま~全体に何の笑いもない回だった……。
あでも、あのパイナップルとスイカはなんだったんだろう……。
あと、フィクション世界の例によって重力に逆らうスカートくらいかな……。
カタルシスへの創作論。
視聴者にこういうストレスを与えるからこそ先々の大きなカタルシスへ繋がるわけで、そのためにはストレス地点に至るまでにキャラクターへの感情移入をさせておかなければならないのですよね。
『暗殺教室』の「才能の時間」(だっけ?)と一緒ですね。
まぁその点「鬼太郎」というビッグタイトルの力ももちろんあるものの、世界観を守りつつストーリーを繋げてきたスタッフの仕事に脱帽です。
小説読むのもいいですが、アニメはプロットというか感情を動かすための仕組みがより分かりやすいのでこっちで勉強するのもいいですよ、という話を『ヒダマルのラノベ講座。』でやってけばいいんですけどね……。
更新してないよな最近……。書かないと。
(本日更新しましたよ!)
『ヒダマルのラノベ講座。』
謎の存在だった名無しが分かりやすい巨大妖怪になってくれたのがせめてもの救いで、あれなら力技で倒せないこともなさそうです。
再来週あたり最終回かなぁ。
まとめ。
とりあえず、まなちゃんのお母さんはひとまず無事だったようでなによりです。「ご臨終です」は名無しの嘘でしょう。
ねこ娘と目玉おやじはどうなるやら……。
しかし次回の「名無しと真名」、そろそろ反撃の狼煙があがります。
いい仕事してくれ、ねずみ男。