漫画みたいな話。
みなさま、こんにちは。
日曜日には帰れる予定のヒダマルです。
木曜日はお母さんがお休みだったので、甥っ子ちゃんと車でお出かけしました。マリノアシティ福岡という場所です。
五年ぶりくらいに行ったなー。
服のアウトレットな店がたくさんあって、お安いみたいです。ヒダマルは興味ないけど。観覧車とかあってまぁ、家族で楽しめるしデートもできるし、みたいなトコですね。
このマリノアシティで、ヒダマルに降りかかった災厄を、語ろうと思います……。
シルバニアな話。
お母さんとは別行動で、とりあえずシルバニアファミリーのお店に行きました。実物を扱えるコーナーがあって、甥っ子ちゃんお気に入りの店らしいです。
ヒダマルは三兄弟の真ん中なので、シルバニアは初心者なんですよ。精巧に作られているミニチュア世界に驚きを隠せずにいたところ、
間取りがアグレッシブ過ぎん?
階段上がってすぐトイレて。
二階の子ども部屋とお風呂が地続きて。
テラスにいる赤ちゃん、超危ないんだけど大丈夫かな?
壁もことごとくぶち抜かれてるし、
車、お前もか。
攻めに攻めたオープンカーだな。シルバニアファミリーてそんなイキってる一族なの?
いやいやいや分かる。
子どもが遊びやすいように設計されてるのだよ。
そこにツッコミ入れるのは野暮ってもんさ。
でもね、もイッコだけ気になるんだけどね、
古くね?
テレビ古くね?
チャンネルを「回す」タイプの巨大箱型テレビって、三十路のヒダマルでもひい爺ちゃん家で見た記憶がほんのり残ってるレベルだよ?
それと、
シルバニアとぜんっぜん関係ない「切り身ガチャガチャ」が店内にあったけど、シルバニアのご家庭に置いてくださいってことでいいのかな?
世界観の基準が分かんねえな?
底が知れねぇぜ、シルバニアの血統よ……。
レゴブロックな話。
その後、レゴブロックのお店に行きました。
一店丸ごとレゴなんですよ。レゴレゴしたジオラマがあったり完全再現のホグワーツ城があったりして、面白いですよ。レゴ好きは必見。
甥っ子ちゃんも喜んでおりました。
しかし、そこでですね。
事件は起きたのです。
興奮を隠せ(さ)ない甥っ子ちゃんを見守りつつ、黄色いバケツの見本を触っていたヒダマル。
そこに、
「こちらの商品に今、付録が付いてくるんですよ~」
「え、あ。そうなんですか~」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
…………た、たた……。
助けて甥っ子ちゃーーーーん!
ヒダマルおじさん、店員のお姉さんに話しかけられても会話ができないんだよおおぉぉぉーーーーう!!
ここはもう、果汁100%なコミュ力で場を和ませてくれる三歳児を頼るしかないッ!!
大人の尊厳とか知らんッ!!
瞬時に視線を巡らせて、彼の姿を探すも……!
……ダメだッ!
アイツ、自由に触って遊べるコーナーに夢中んなっとるッ!!
たぶん、視野が20度くらいに狭まっとるッ!!
助けは期待できなあぁぁいッ!!
く、これはピンチ……!
いやでも、ヒダマルがこんだけ苦笑いで黙り込んでれば店員さんも空気を察して離れてくれてたり(チラッ)
しなーーーーい!!
穏やかな笑顔で隣にいらっしゃるーーーー!!
ヒダマルの口から意味ある日本語が出てくるのを期待すんのはもうやめたげてよおおぉぉぉぉぉ!!
まとめ。
……なんか途中から、「これ、『私に天使が舞い降りた!』の第八話でコミュ障大学生のみゃー姉が陥ってた状況と同じだな」って気づいてもう、むしろ笑いが止まりませんでした。
子どもと一緒にいると、こういうことも起こるんですね……。ヒダマルはねぇ、「お金を持った大人」として扱われるのが苦手っていうか慣れないっていうか……。三十歳児なんすよほんと……。
ま、予定では明日がラスト。
最後まで楽しみますぜ。