育児な話。

　みなさま、こんにちは。
　三歳児と遊ぶ三十歳児・ヒダマルです。

　ここんとここればっかですが、ヒダマルは現在、水ぼうそうで登園不可状態な甥っ子ちゃんの面倒を見るために、泊まり込みで働いております。流石ニートです。フレキシブルヒダマル。

　今日は、そんな三歳児（もうすぐ四歳児）との日常の一コマをご紹介してみようかと思います。

粘土の話。

　一日目の朝！

　むっくり起きた彼は、朝ごはんもそこそこに！

　お土産に持って来た粘土で遊び始めた！

　もちろんヒダマルおじさんと一緒にだ！

　昨夜はその約束と引き換えに寝てもらったからな！

　約束は守んないとダメだ！

　でもさ、想像できるか！？

　三時間だ！！

　いいか、一時間じゃないぞ！

　二時間でもないぞ！

　三時間！！　ぶっ続けで粘土遊びだ！

　ヒダマル、そんな大口取引したっけかな！？

　……あ、これは一反木綿です。彼は「いったももめん」と言ってましたが。

散歩の話。

　水ぼうそうですが、本人は普通に元気なのです。

　しかし感染力が極めて高いので、集団生活の場にいる訳にゃいかん、という理由でお休みなのです。ま、機嫌が悪いよりよっぽどいい。

　しかしね、普通に元気ってことはね、普通に元気に遊ぶ訳ですよ。両親がお仕事から帰るまで、丸一日時間を共にするのですよ。

　ま、持て余しますわな。

　で、お散歩に出かけますわな。

　川沿いの道を歩けば、五歩歩くとごとに立ち止まり、石を拾っては投げ、草をむしっては投げ……。

　中学校の側を歩けば、部活動中のお兄ちゃんお姉ちゃんに話しかけ……。「そこ！　ボール！　そこ！　そこ！」！とかアドバイスして……。

　キンカンの木を見つければ、お家のお婆ちゃんに話しかけ、「たくさん持って行きなさい」と袋を渡され……。

　もういいかげんしんどいし夕方になるから帰ろうと促しても、なんやかんや理由を付けて首を縦に振らないし……。

　尿意のため家路に付いたかと思いきや、ものっそい歩みが遅くなるし、目についた物をことごとく拾い始めるし……。

　挙句の果てには、

「ねぇ～もう帰ろ～？」

　さっきからそう言っとるんじゃいッ！！

　誰かさんの所為で散々時間かかっとるんじゃろがーーーーいッ！？

まとめ。

　子どもってね……。

　ツッコミどころの塊、不確定要素の化身ですよ……。我々とは別次元の論理で行動してますからね……。

　彼との散歩を経験してね、「道草のバイキング」というパワーワードまで思いつきましたからね……。いつか小説で使いたいな……。

　日曜日辺りに帰れる予定なので、それまでの非日常を楽しみますよ。なんだかんだ可愛いし、面白いですしね。