ハロウィンな話。
みなさま、こんにちは。
「お菓子をあげるからイタズラさせて?」
って、冗談で言いあえるお相手がいる人生って幸せだろうな、とかおもうヒダマルです。
いちおういっときますが、冗談オンリーですよ。セクハラもダメですよ。
とりあえず、ヒダマル的ハロウィン絵をいちまい。
ハロウィンっていうか、怖い絵を作ろうと思って。
それと、今回のコレは「ハロウィンな話。」と掲げただけの「日記な話。」番外です。
無駄に3,700字あるので、小説っぽいニュアンスも含みます。
会話な話。
ヒダマルね、近くにイオンがあるのですよね。
毎日の晩御飯を預かる身ですから、スーパーにはけっこう頻繁に赴くのですよ。ずっと家にいても運動不足になるし。
そこで、なんだったかな。「筑豊クリエイター展」だったかな?
そんな感じの、主に地元で活動するアーティストさんたちが作品を展示・即売してるイベントが先週やってまして。
まぁ?
(うん)
ヒダマルもアーティストのは・し・く・れですから?
(うん?)
そーゆーんには興味あるっていうか?
(うん)
キャンバスに描かれた絵とか、写真とか、デジタル絵とかコピック絵とか、まじまじと観ていたワケですよ。
そしたら、
作家さんのひとりから、
話しかけられた。
いやぁ~~……。
あっはっは~~……。
お気持ちは嬉しいんだけどもぉ~~……。
会話ができないというね。
お話が始まって3分(体感)で、ようやく一度目の「目を合わせる」とゆー行為ができたよね。
お相手がいろいろと質問してくださったりするのに、ロクに応えられないよね。沈黙が気まずいよね。
「好きな作家さんっていますか?」みたいな質問だと、文章だったら
う~ん、たくさんいますが、やっぱり「何でも描ける方」には憧れますよね。ジャンプだと『ナルト』の岸本斉史先生や『ワンピース』の尾田栄一郎先生なんか。老若男女を描き分けられるのはもちろん、虫だろうと動物だろうと機械だろうとクリーチャーだろうと描ける、物の質感も自由自在に表現できる、っていう方はなかなかいませんから。個人的な最高峰は『キノの旅』『サモンナイト』で有名な黒星紅白先生、あの方は尊敬しています。高校時代からのファンですよ。ライトノベルを好きになったきっかけのひとつでもありますから。逆に、絵は上手いのに「可愛い女の子」か「渋いおじさん」しか描かない、描けない? っていう作家さんには、ちょっと疑問を感じます。自分の表現方法を自分で狭めちゃってるんじゃないかと。まぁそんなこんな言いつつ、きらら系列の四コマ漫画作家さんたちの絵も好きなんですけどね。『ひだまりスケッチ』の蒼樹うめ先生なんて、大ファンですから。きらら系列の絵、いわゆる「萌え絵」ってデフォルメのパターンが確立されてて、かわいい女の子を描くには適している一方、ご老人や男性を描くには向いてないじゃないですか。漫画に登場させる時にも、顔をほんの少し長くして眼や口の下にほうれい線を入れるだけ、みたいな。でもそのデメリットを逆手にとって、もしも「きらら系のデフォルメ絵で、渋い男性をきちんと描く」といった技術が確立できれば、大きな武器になると思うんですよね。需要がないから生まれていないとも言えますが、そんなことを言ってたら革新は生まれませんし。「ホームベース」や「鼻ちょん」なんて揶揄されることもありますが、どこを削ってどこを強調するのか、全体のバランスをとることができれば、「ご老人が主人公のきらら漫画」だって誕生し得ると思うんです。まぁこの場合「かわいいお婆ちゃん」あたりに落ち着きますかね。オタクも高齢化、というか年齢の幅が広がっているので、これからの時代は「老人が主人公の漫画・アニメ・ラノベ」ってひとつの潮流を成していくと思うんです。いや、割と真面目に言ってますよ。数年前に流行った『ペコロスの母に会いに行く』なんて、その先駆けだと分類していますから。「老体あるある」「素敵な歳の取り方」「満足のいくエンディングノートを作る」なんてものを主題に置いたエンターテインメントは、今後どんどん登場していくと睨んでいます。だったら、自分がその波を作ってやる、くらいの情熱でいたいですよね。そのためにはやっぱり「何でも描ける」という技術を醸成していくのが吉ですよ。志は高く、目標は低く、って言葉もありますし、今できることからやって行こうと思っています。限りなく遠くを見つつ、近くの一歩に集中する、という姿勢は、結果的に最も遠くへ行けますから。
なんて、いくらでも語れるんですけども。
まぁ、何らかの障がいに分類されるレベルではないにしても……。
これでも、最悪な時期からは考えられないくらいのコミュ力を発揮してるしさ……?
普段、レジで「袋はお持ちですか?」「はい、あります」っていう、中学一年生でも英訳できそうな会話しかしてないツケは、回ってくるよなぁって。
本気で困ってるわけじゃないし、こうしてネタになるからいいんだけども、もうちょっとこう、咄嗟の事態にも対応できればいいなーなんて。
アートな話。
こちらが、運悪くヒダマルに話しかけられた方の作品。
「ロンザエモン」さんというお名前の、主にデジタルで絵を描かれる方だそうです。
お客さんや同業者に見続けられるライブペイントで、ほぼ一日かけて、下書きナシで完成させたってんだから。すごい。
この絵はアレですね、
陰鬱とした引きこもり生活を送っていたコミュ障ぼっち魔女さんが「異世界・ジパングでは『ハロウィン』なる催しが人気らしい。そこに行けば、魔女の私も人気者になれる」という情報を耳に入れ、全魔力を投入して異世界転生したはいいものの、そこはまだハロウィンが定着していない時代だったんですね。タイショーですよね。
ハロウィンでチヤホヤされる予定だった魔女さんはすげぇがっかりしますが、彼女を召喚した召喚者と少しずつ心を通わせます。召喚者の女の子は、病気の母を亡くし天涯孤独になったばかりだったのです。魔女さんと同じような境遇です。
しかし、強大な魔力を持つ魔女さんが転生してきた影響で、町には「甘味鬼(スイーツ)」と呼称される魔法生物が溢れていました。魔女さんは召喚者と協力し、スイーツを退治する日々をはじめます。
そして、彼女の目的であった「ハロウィン」なるお祭りを、このタイショー時代に定着させることを共通の目的とします。魔法で巨大なカボチャを作り、町の人々にハロウィンを広く訴えかけるのです。
ハロウィンを目前に控えた夜、当の巨大カボチャを媒介とした今までになく強力なスイーツの王、「メタルメタモル・パンプキン」が覚醒してしまいます。通常のスイーツにはない高度な自我を持つものの、ハロウィンをよく分かっていないために「デッド・オア・アラーイブ!」って叫びつつ町を破壊していく始末。
魔女と召喚者は協力してスイーツを退治しようとします。しかし、「ハロウィンの象徴であるカボチャを壊すことはできない」と言い張り躊躇する魔女。優柔不断な魔女さんのせいで召喚者は負傷を負い、箒から転落してしまいました。
魔女であるという事実だけで、偏見に満ちた視線を送られていた過去。数百年間ひとりぼっちで、魔術書を読み耽るだけの日々。そして、右も左も分からぬ異世界・ジパングで、はじめて友達になってくれた召喚者……。魔女は、本当に大切なものを悟ります。
一縷の希望を込めて、救いを求めてこいねがった、ハロウィン。その象徴、巨大カボチャ。
召喚者を苦しめ、町を蹂躙するスイーツに、魔女は究極の攻撃魔法を唱えます。
その時。
生死の境をさまよっていた、召喚者が、立ちはだかりました。
「どくのじゃ! 我は、我は……っ! そのスイーツを退治せねばならんっ! 貴公に害をなす者は、たとえハロウィンの化身といえど……っ!」
「やだね」
「っ!?」
「だって、あんた」
「ハロウィン、すっごい楽しみにしてたんでしょ?」
「あんたが、」
「はじめての友達が楽しみにしてた、大切なお祭りだったら、」
「とびっきりの思い出、一緒に作りたいじゃん」
和解した二人に、時空を超えた友情を前に、敵はいません。
魔女は、楽しみにしていたお祭りを。
召喚者は、母の形見を。
対価にして生み出した、新たな魔法生物、その名も香辛鬼(スパイス)。
甘味鬼(スイーツ)である「メタルメタモル・パンプキン」の力を中和し、融合した結果、
ハロウィンの夜、タイショーの町には、薫り高いパンプキンパイが降り注いだのでした……。
まとめ。
小説書きたいなぁ。
でも、少なくとも三ヶ月はかかる長期計画になるので、そこそこ大変なんですよね……。ヒダマル、そういう中・長期的なマルチタスク脳持ってないから、かかりっきりになるし……。
そのへんは来年がんばりたいな。
あ、そうそう。
こちら、ヒダマルが購入したロンザエモンさんの作品です。
「こんなにも気まずい空気を味わわせてるんだから、なにか貢献しないとな」
っていう責任感も多少ありましたが、雨の表現、金魚との構成なんか学べるところがあるなぁと思って。
そんなこんなな毎日ですが、みなさまは、よいハロウィンをお過ごしくださいませ。
ハッピーハロウィーン!!