遊戯王ヒストリー その①【裸の王様】
みなさま、こんにちは。
やっとこさ『真紅眼の黒竜』を手に入れたヒダマルです。
初登場時と比べ、現在はサポートカードがとても充実しているので、ステータス以上の戦いが出来るんですよレッドアイズは。
青眼VS真紅眼なんてドリームマッチも可能。楽しみだー。
ひとりの王の、数奇な人生……。
遊戯王カードには、複数のカードに姿を現しているキャラクターやアイテムが存在します。
『ブラック・マジシャン』や『青眼の白龍』など、原作で大活躍した人気モンスターのみならず、ニッチな立ち位置により制作側に愛されているキャラもいるのです。
そんな隠しキャラ的カードのひとり……、
『裸の王様』。
アンデルセンの童話の通り、その高い地位から他人の意見を受け入れる謙虚さを失っている、愚かな王様です。
彼が歩んだ数奇な人生を、のぞいてみましょう……。
※彼が登場しているカードは他にもありますが、手元にある分だけ紹介します。また、必ずしもカードの発売順ではありません。
暴君期。
己の賢さを信じて疑わない、高い地位の愚かな人物を指して「裸の王様」と揶揄します。
しかもこの王様、かなり気性が荒いのです。
『暴君の威圧』では、負け戦から帰った『切り込み隊長』を叱責し、
『暴君の暴言』では、戦場から帰った戦士に暴言を吐いています。戦士さんの顔ったら、まぁお気の毒に……。
こちら『暴君の暴力』では力に訴えてますよ。けっこう強いんでしょうかね。
ちなみに、暴言&暴力を振るわれていたのはこちらのモンスター。
『戦士ラーズ』と『ゴブリン突撃部隊』です。
ゴブリンの方は、裸の王様以上に様々なカードに登場しているモンスターでもあります。こっちも徐々に集めているので、近々ご紹介できるかと。
四字熟語期。
傍若無人にふるまう裸の王様ですが、とある事件が起こります。
彼が大事にしていた壺が割られてしまったのです!!
被害に遭ったのは『強欲な壺』と『謙虚な壺』ですね。それぞれ魔法カードとして存在しており、「強欲」の方も決闘者にとってはお馴染みです。
それと、犯人の特徴からして、容疑者はこの男に絞られます。
大切な壺を壊された王様はというと……、
暴飲暴食。
すごい勢いでかっ喰らっています。
ローストビーフにミートボール、サンドイッチにステーキ、パンにパスタにマカロンと、はらぺこあおむしも真っ青な食事です。
そして、自暴自棄。
そんなに気に入ってたんでしょうか、あの壺。涙がちょちょぎれています。
「もうやだお家帰るー! 王様やめるー!」という声が聞こえてきそうな臨場感ですね。この様子では、仕事も身が入らないことでしょう。
しかし、そうなると……。
〇〇返し期。
民が黙っちゃいません。
王の政治に不満を持つ人々が、王宮に押しかけています。
これまでのツケが回ってきましたねぇ。
そして、遂に。
新たな国王が誕生しました。
王様のリアクション芸、ここに極まれり。「しょえーっ!?」って言ってます。たぶん。
これはもう、家臣からも見放されていたのでしょうね。
さんざん振り回されてきた番兵さん、ここぞとばかりに槍を突き付けます。
王の座を奪われ、王宮を追われた裸の王様。
これまでの悪政がたたり、国民からは罵詈雑言が投げられます。サンダルやミカンも投げられます。
彼はもう裸でも王様でもない、凡人へと成り果てたのです……。
でも、何故か王冠は被ってます……。
まとめ。
初の試み、「遊戯王ヒストリー ~裸の王様~」でした。
よく見ると『裸の王様』に描かれている国民が『しっぺ返し』の方にもそのまま登場していて、芸が細かい。
この他に『暴君の威圧』というカードもあるそうですが、持ってないんですよねぇ。手に入れたら更新しようと思います。
他にも『切り込み隊長』『戦士ダイ・グレファー』など、ファンと制作陣に愛され続けるキャラクターはまだまだいるので、集まり次第ご紹介していきますよ。