遊戯王カードで遊んでみる。その①【フィッシャーマンデッキ VS ブラマジデッキ】
みなさま、こんにちは。
シンクロ召喚をしたことのないヒダマルです。遊戯王って、しばらく見ないうちにやたら複雑になりましたよね。
ルールブックを読むに、小学生には無理だと思うんですけど……。
時に、ヒダマルは決闘者です。
何て読むか分かります? 「けっとうしゃ」ではありませんよ。
正解は、
「デュエリスト」
です。
もう一度言います。
「デュエリスト」なんです。
誰がなんと言おうと、「決闘者」と書いて「デュエリスト」と読む、それが世紀末生まれジャンプっ子の宿命なのです。
せどりすと。
前にも書いたように、ヒダマルはヤフオクで遊戯王カードを取り扱っております。主に出品側です。
ブックオフやゲームショップにふらりと立ち寄っては、需要のあるカードが投げ売りされていないかチェックして、それをヤフオクへ流す訳ですね。要は転売、「せどり」と呼ばれる技術です。
※ちなみに、最も高値が付いたのは、三枚で2,100円でした。
余っちゃってまぁ。
こういったお金の稼ぎ方への賛否は他の機会に譲るとして、遊戯王せどらーの悩みを紹介します。
ずばり、
売れないカードが余る。
中古遊戯王カードが100枚セット400円で売られていたりするのですが、表と裏の二枚しか確認できないようにパッケージされているんですね。
確認できるものが400円以上で売れると判断すれば購入するのですが、中身はというと、まぁ同じカードが出るわ出るわ(たまに掘り出し物もありますが)。
市場に大量に出回っているので、買い手がつかないのです。流れ流れて、ヒダマルの元へ辿り着くのです。
余っちゃって仕方ねぇ。
決闘!!
という訳で。
今回は、そんな余り物カードをかき集めたデッキを組んで、決闘してみようかなと。
メインで使うのは、こやつらです。
『伝説のフィッシャーマン』。
彼ら、ヒダマルの部屋に計40枚くらいあるんですよね。原作では、梶木漁太の魂のカードとして取り上げられていましたっけ。
関連カードもたっぷりあります。
腐らせておくのももったいないので、水属性モンスターで固めた『フィッシャーマンデッキ』を作りました。さっそく決闘してみましょう。
これが決闘フィールドです。
ライフポイント(LP)が各自8000あり、モンスターの攻撃や効果でこれを0にした方が勝利です。
まずはヒダマルのターンから。
最初の手札はこんな感じです。
右端に、このデッキで最強のカード『伝説のフィッシャーマン三世』がいますね。遊戯王ではお馴染みのカード『死者蘇生』も。
これは幸先良いぜ。
では、罠カード『潜海奇襲』と、モンスターカード『黄泉へ渡る船』をセットしてターンエンドです。
相手は、闇属性の『凶星の魔術師』を攻撃表示で召喚してきました。魔法使い族デッキでしょうか。
攻撃を受けましたが、『黄泉へ渡る船』の効果「このカードが戦闘で破壊され墓地へ贈られた場合に発動する。このカードを破壊したモンスターを破壊する」によって相打ちとなります。
ピンチに陥る。
まぁこんな感じでターン制バトルが続いていったのですが……、しばらくすると、フィールドはこのように変わりました。
ピンチ。
相手フィールドには、装備魔法で強化された『魔導戦士 ブレイカー』と、『ブラック・マジシャン・ガール』が召喚されています。しかも、この時点でLPは既に半分。一方、相手は満タンです。
そしてヒダマルのフィールドは見事にガラ空き。次のヒダマルのターン、打開策がなければ、このまま負けてしまうでしょう。
くっ……
ここで、終わってしまうのか……!
いやっ!
ヒダマルは、フィッシャーマンデッキの力を信じる!!
ヒダマルのターン!!
ドロー!!
……このカードはッ!!
今こそ、手札の『死者蘇生』を使う時です。
魔法カード・『死者蘇生』発動!
オレは墓地の『黄泉へ渡る船』を特殊召喚するぜ!
相手「フッ……。効果を使って自爆特攻でもするつもりか? お前のライフは残り4000。戦闘で更にライフを削れば、次のターンでお前は、」
それはどうかな?
オレは『黄泉へ渡る船』をリリースし、手札より、『氷帝メビウス』をアドバンス召喚ッ!
現れろ、氷の帝王ッ!!
「なにぃっ!? この土壇場で、上級モンスターカードをドローしたと言うのか……ッ!?」
更に、『氷帝メビウス』の効果発動ッ!!
このカードがアドバンス召喚に成功した時、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる! そのカードを破壊するッ!
オレが選ぶカードは……!
お前のフィールドのカード、2枚だッ!!
「ッ!? お、オレの伏せカード『魔法の筒』が……ッ!」
攻撃無効化型の罠を張っていたようだが、残念だったな。
そして、フィールド魔法『伝説の都アトランティス』発動! すべての水属性モンスターの攻撃力・守備力は、200ポイントアップする!
行くぜッ!!
『氷帝メビウス』の攻撃ッ!
アイス・ランスッ!!
……という熱いやりとりの結果、フィールドはこうなりました。
たった1ターンでここまで挽回できるとは……。諦めない心って大切です。
黒き魔術師!!
しばらくはヒダマルの攻勢が続いたものの、更なるモンスターが召喚できず、決め手に欠けた展開です。
そんな時、
「魔法カード・『黒魔術のカーテン』発動!!」
これはッ!!
LPを半分払って、デッキから「あのモンスター」を特殊召喚するカード……ッ!!
「現れろッ! 黒き魔術師よ!!」
カーテンの向こうから姿を見せたのは、
『ブラック・マジシャン』!!
来たか……。
『ブラック・マジシャン・ガール』が召喚された時から感づいてはいたが、やはりお前は!!
「そう。オレはブラック・マジシャン使い!! 更にッ、この魔法カードを発動するッ!! 『黒・魔・導』!!」
「貴様のフィールドに存在する全ての魔法・罠カードは破壊されるッ!!」
それはどうかな?
罠カード・『潜海奇襲』発動ッ!
自分フィールドの水属性モンスター1体を、エンドフェイズ時までゲームから除外して発動できる!
このターン、自分フィールドの表側表示魔法・罠カードは破壊されないッ!!
「なんだとッ!?」
オレの『伝説の都アトランティス』を破壊するつもりだったようだが、詰めが甘いぜ、ブラック・マジシャン使い!
「く……ッ!! しかし『氷帝メビウス』が除外されている今、貴様のフィールドはガラ空き! 直接攻撃は受けてもらうぞ! 行け、ブラック・マジシャン!!」
「ブラック・マジック!!」
ぐっ……、
これで、オレのライフは残り1500……。しかし、向こうは1900。次のターンが勝負になりそうだぜ……
……次のターン、ヒダマルは『ギガ・ガガギゴ』をドロー・召喚し、見事勝利を収めましたとさ。
まとめ。
なんか、思ってた以上の分量になっちゃいました。
ついてこれなかった方は申し訳ない。
急に一人称が変わったり、「それはどうかな?」が多用されたりして読み辛かったかもしれませんが、遊戯王の仕様です。これが遊戯王なのです。
ていうか。
『伝説のフィッシャーマン』、まったく活躍してませんね。アイツは何をやってたんだ。
次にやる時は、是非とも召喚してみたいもんです。
……え?
リアルの友達が一人もいないヒダマルは、いったい誰と戦ってたのかって?
それはね、
聞かないのが優しさってもんですよ。