ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

『まんがタイムきららキャラット 4月号』を衝動買いしたので分析してみる。その①


 みなさま、こんにちは。
 本屋さんを歩いてたらゆのっちと目が合ってしまったヒダマルです。「ゆのっち」というのは、「まんがタイムきららキャラット」に連載中の大人気4コマ漫画『ひだまりスケッチ』の主人公。

 そう、彼女です。

f:id:hidamaru:20180310124336j:plain

f:id:hidamaru:20180310124437j:plain

 

 ヒダマルはですね、この『ひだまりスケッチ』とゆー作品がですね、大っ好きなのですよね。なんなら名前の由来ですよね。

 その主人公・ゆのっちが、桜とひだまりの向こうからね、はにかむ笑顔のミュージアムで笑いかけてくれてるとなればですね、

 

 

  買うよね。

 

 

 

 

企画説明。

 ヒダマル、普段は雑誌って買わない派なんですよ。「アニメ化したら単行本を探そうかな?」くらいの感覚。
 漫画も好きは好きなんですけど、新規開拓はあまりやりませんね。お金が無いから。

 そんなわけで、「普段あまり漫画を読まないヒダマルがきららキャラットを読んだらどう感じるか?」という実験を執り行おうと思います。せっかく買ったし、ブログのネタにしちゃおうという小細工です。

 ま、感想文ですね。

 


 ……と、そこまで考えたはいいものの、「あれ? そんな内容の記事、他のブログで最近読んだぞ?」と脳裏によぎりました。

 それがyuzufhanaさんの、こちらの記事。 

www.yuzufhana.work

 
 うわぁ完全に先を行かれとるー。
 しかも同じきらら系列ー。しかも一作品ずつ丁寧に感想をまとめてらっしゃるーヒダマルにはムリー(興味を持たない対象には手も足も出ないタイプ)。

 


 ま、まぁ、独自の切り口&感性で総評すれば問題ないでしょう。
 真面目な話、アイデアに著作権はありませんし(特許を除く)、ヒダマルが書けばまた別物になるという自負もありますしね(そっくりそのままだとアウトですよ。それはパクリです)


 という訳で。
 ヒダマルは創作の心得も多少備えていますので、エンターテインメントの技術的な観点から感想・分析を述べていきたいと思います。

 それと、言及するのは「既に興味を持っている作品に対してのみ」に限定させて頂きます。すべて網羅するとかヒダマルのアスペ脳には厳しいです。中途半端な感想になりそうですし。悪しからず。

 

 

『ひだまりスケッチ』

 やまぶき高校の美術科に通う女子高生・ゆのっち(本名・ゆの)のお話。文句なしの巻頭カラーです。愛してます。

 受験生になったゆのは、担任の吉野家先生と二者面談を行います。美術大学への進学を目指しているそうな。進路決めたんですね。
 これから受験シーズンに突入するにあたって、吉野家先生から仲介され、新キャラの「五十嵐さん」とご対面しました。クラスが違う同級生です。女性です。


 しかしこの五十嵐さん、ちょっと当たりがキツイんですね。
 吉野家先生の適当な紹介で美術室に二人きりにされてしまって、ゆのちゃん困った。

 少々キツめな五十嵐さんと、流されやすい性格のゆのっちとの相性は微妙。イラッときちゃった五十嵐さんは、ゆのを泣かせてしまします。


 めそめそゆのっちとしばし並んでデッサンをする五十嵐さんでしたが、ラストでは、

五十嵐「……ティッシュ…」
ゆの「ありがと……」

 と、やや心を通わせました。泣いているゆのにポケットティッシュをくれたのです。お互い不器用です。

 

 

創作論。

 今回のお話には、創作上の基本的な技法が使われています。

 それはずばり、「最悪の出会い」

 


 出会いが最悪であればこそ、その後の進展が見込めるという手法ですね。キャラクターを対立させることで、各キャラの特徴、性格、資質、目標、願望などが際立ち、その差異が浮き彫りになる訳です。対比効果でどちらのキャラクターも立たせることが出来るので、一石二鳥なのも嬉しい。

 そのため、ここでの五十嵐さんは終始ツンケンしていますが、話が進むにつれて親しみやすいエピソードが加わってくることでしょう。最終的にはこの出会いも、ゆのっちにとって欠かせない経験になるのだと予想されます。

 宮子を始めとした他キャラとの絡みも楽しみだ~。なずなちゃん元気かな~。

 


 まぁ、「先生に積極的に指導を受けようとするけど、ダメ出しを受けて涙ぐむ」とか、「吉野家先生へのツッコミがゆのとハモる」とか、親しみやすさという点では既にポロポロ出していますが。

 そこは基本的にゆる~い「きらら系」ですからね。作品の世界観を壊さないレベルでのキャラ設定・キャラ見せは流石プロです。蒼樹うめさん、これからも楽しい作品を創ってください。

 

 そういえば、メインキャラの一人・紗英さんとの出会いもこんな感じでしたっけ……。入学式当日の朝、ゆのは怒鳴られたんですよ。「うるさい」と。

 ゆのはすぐに行動を改めて、それを受けた紗英さんも頼りになる先輩の立ち位置となって色々とアドバイスしてくれたのです。懐かしいなぁ。

 

 

例えば……

「最悪の出会い」⇒「徐々に心を通わせていく」という手法は、キャラを絡ませるにあたっての基本技術の一つですから、それはもう様々な創作物の中に見受けられます。エンターテインメントを楽しむ時には探してみるのも一興ですよ。


 例えば、

「碇シンジと綾波レイ」
「高須竜児と逢坂大河」
「瀧と三葉」
「『耳をすませば』の二人(名前が出てこない)」
「シャナと坂井悠二」
「さくらと小狼」
「宮沢雪野と有馬総一郎(彼氏彼女の事情)」

 などなど。
 あまりに皆さん使っているので、例はいくらでも挙げられます。「王道」ってやつです。
 対立から始まって恋愛に発展することもあれば、ライバルキャラとして友情が芽生えていくこともあります。その意味では「武藤遊戯と城之内克也」「黒崎一護と阿散井恋次」なんかも同パターンですね。

 

 

まとめ。

 ……あの、一回で全部やっちゃうと文字数がえらいことになりそうなので、記事を分けようと思います。「その①」って書いてますし。
 このまま書いちゃっても良いんですけど、一週間前に「子育てアドバイス。」の更新頻度を上げると宣言しておきながらまだ何も出来ていないので。そっちに力を入れたいのです……。

 というか、ぶっちゃけですね、向こうでのキャラ設定がぜんぜん定まらないのですよね(紺屋の白袴)。オタク丸出しで行っていいものか。悩む。


 その➁以降では『NEW GAME!』や『ブレンド・S』、『キルミ―ベイベー』などの分析もする予定なので、興味のある方はお楽しみに!

 


 ちなみに、もしも「今月号に載ってた、あの作品を分析・考察してみて!」というご意見があれば頑張ってみますよ。
 ヒダマル分析に興味のある方がいらっしゃればめがっさ嬉しいですし……。創作関連で頼られたら天に登れるとおもうし……

 

まんがタイムきららキャラット 2018年 04 月号 [雑誌]

まんがタイムきららキャラット 2018年 04 月号 [雑誌]