『デジモンアドベンチャー:』第67話感想 【激闘オメガモン】
みなさま、こんにちは。
「冒険の果て」を観たヒダマルです。
最終回ってなぁね……、前半は最後のバトル、後半は大団円を描くって相場が決まってるんですよ。無印の最終回もそうだった。今回もそのお約束を踏襲してきました。
まずバトル! 前回ラストで登場したオメガモンが、アバドモンの本体を討つため戦います。分かりやすい一個体を用意するのは良いとして、なんだろうダンデビモンのときもそうだけど、敵のデザインがダサくないですかね……? キュッと吊り上がってればOKみたいなこう。作画的にも、瞳や口の立体感はもっと欲しかったかなぁ。最終回なわけだし。
でも、バトル後半は良かったと思う! いや全体的に良かったと思う! オメガモンの躍動感としては、シリーズ中のオメガモンのバトルと比較しても遜色なかったのではないでしょうか。これは尺的にも。オメガモンの戦闘シーンとして歴史に残したいと思う。
アバドモンの戦闘スタイルが、オメガモンに似てたのは熱いですね。剣と大砲での戦い。オメガモンの肩のガジェットが活用されたのもほんと良いな……。初じゃないかなこれ。左肩のブレイブシールド(この場合は名称ちがう?)で防御したり、右肩からメタルガルルモン由来のミサイルを発射したり。こうも器用な戦い方を魅せたオメガモンバトルは初では。いや熱かった。満足。
外にいるみんなも、それぞれ頑張ってましたね。必殺技名を叫びながら戦うのはデジモンの様式美ですが、敢えて叫ばずに技を繰り出していたのだろうと思います。必死感だすために。
体内のオメガモンとの戦いにリソースを使っているため動きが鈍くなり、ならば外からもっと攻撃すれば応援になるのでは、と気付いての一体感。みんなの気持ちが一つになって、オメガモンの更なる進化というか形態変化を呼び起こしたと。
で、やっぱり「オメガモンAlter-S」が出ましたね。
ウォーグレイモンとメタルガルルモンではなく、ブリッツグレイモンとクーレスガルルモンが合体したオメガモンの姿。反撃をガルルソードで防いだ瞬間は両方とも剣、大砲を撃つ瞬間は両方とも大砲、そして姿を現すAlter-S……! 登場自体は順当だけど、演出が工夫されていました。
オメガモンに戻って、最後のトドメはグレイソードの「オールデリート」が浮かび上がり、一閃──。いいね。いいね。
滅びゆくアバドモンに、お前もデジモンならまたデジタマから生まれ直すし、良かれ悪しかれ色んな可能性が待ってるよと諭すオメガモン素敵。惚れる。最後に生まれて瞳を輝かせたデジモンの運命や如何に。
後半は「それから」ですよね。
これまで登場してきたデジモンや場所を振り返りつつの「それから」。オポッサモンかわいかった。
無印では涙の別れだったわけだけど、今作ではまだ繋がっていて、冒険が終わってなかった。この対比もいいですね。また一緒に行こう、さぁどこへ行こう。個人的には無印のラストが心に刺さってるから、越えることはないのだけれども。
よかった……。リメイクには賛否あるだろうけども、ヒダマルはそこそこ満足しましたよ……。
ありがとうデジモン。
ありがとう無印リメイク。
さて、10月3日からは新番組『デジモンゴーストゲーム』!! 予告を観る限り「鬼太郎っぽくね?」とは思うけど! 新たなデジモン世界が楽しみだ!