地元な話。 その17【旧伊藤邸の雛祭り・その5】
みなさま、こんにちは。
平成最後のヒダマルです。
といっても、平成という時代に対して格別思い入れもないもんで、お茶漬けの如くサラーッと流して「地元な話」と参りましょう。
たとえ時代がどう変わろうが、ヒダマルはヒダマルじゃドヤァ。
(成長はしろ?)
二階ビューティ。
さげもんが彩る廊下を奥へ進み、白蓮さんのお部屋へ上がります。
お、今日は小窓も開いてる。
旦那さんである伝右衛門さんとは、お部屋にいる時はここからしか応対しなかったそうですよ。気位が高いというか、まぁ時代もあるのか。
こっそり覗き見。
このお部屋をカーボンヒーターひとつで暖めようとする意気や良し。
あんまりごてごてっと飾られてはいません。持って上がるのも大変か。階段狭いし。
京人形・愛宕雛。
斬魄刀の名前みたいなお雛様です。卍解です。「動け! 愛宕雛!」です。
だめだもうBLEACHネタしか浮かばない。
しかしまぁかなり位の高そうなお人形さんであることはうかがえます。
板と竹の繊細な組み合わせが綺麗です。
天井の結界。
入口付近にしつらえてあり、「ここから一歩も通さない」という白蓮さんの自分ルールです。 難儀なことです。
西棟ホラー。
一階に戻って、炊事場などがある西棟へ。
大きめの人形がずらり並んでいる部屋がありました。
こっち向くのだけは止めてほしいです。真ん中のキミのことです。
うん、コワイ。
二歳児くらいの大きさがあるんですよだって……。賭けても良いけど、動けますって彼……。
背後からも視線を感じます。
相変わらず逆光な食堂では、お雛様も逆光でした。いやお雛様が逆光ってめっちゃ珍しい気がする。
だからこっち向かないでください。
松鶴殿インパクト。
ででん!
という擬音の似合いそうなお城を発見。
「御殿飾り」と呼ばれる形式みたいです。生活様式の違いで栄枯盛衰してきたんですね。
でも現代の生活では玄関にちょろっと飾るくらいのお宅も多いでしょうし、雛壇よりむしろこっちの方が需要あったりしませんかね。床面積を取らず上に伸びるって、日本に向いてる気もします。雛壇もそうか。
それにしても豪華だ。
雛祭りというか、端午の節句を彷彿とさせますねむしろ。
シャチホコがいますよ。エビ反ってますよ。
ちなみにお隣には、やたら小さいお屋敷が。
ほほう、豆御殿。
お金がないからこうなった訳じゃなく、こういう様式美だそうな。ミニチュア好きはいますねどこの時代にも。
こういうのが好きだった人たちの末裔が、今日レゴブロックをいじくってるのでしょうか。ヒダマルも持ってますよレゴ。
まとめ。
さて、次回で雛祭り編は終了です。
後はお庭をちょろっと散策してお茶を濁すとします。お茶は濁りがうまいといいます。
さて、明日は日記な話かな……。四歳児との日々の記録……。