酢豚な話。
酢豚の中のパイナップルを許せるような人間になりたいと思ったよ。そんな夜だよ。
— ヒダマル (@hidamarirun) September 5, 2019
ただしカステラの底のザラメ、てめーはダメだ。
昨日の晩酌中、部屋の扉がコンコンと鳴ったわけですよ。
開けてみると、母がパイナップルを差し入れてくれたわけですよ。
思いましたよ。
「ぇいまパイナップルいらねぇ……」
と。
自前のおつまみ用意してたし、ビール開けてたし。このタイミングのフルーツはお呼びでないとは思ったともさ。
しかしだ、せっかくの心づけだ。
他でもない母上からだ。
無碍にするのもどうなのか。
それに言うではないか、「パイナップルには蛋白質を分解し消化を良くする作用がある」と。だから酢豚にも入っているのだと。
ヒダマルの創作料理「鶏むね肉にパン粉つけて焼いたやつ」の消化を良くするための采配、これはそう、母の親心が成し得た運命なのではなかろうかと。
酢豚の中のパイナップルにも、感謝を捧げられるような人間になりたいと、ヒダマルはそう思ったのでしたとさ……。
……ただしカステラの底のザラメ、てめーはダメだ。