お絵描きな話。 【クレパスで『夜に満月』・中編】
みなさま、こんにちは。
生麦生米生ヒダマルです。
今日は昨日の続き、クレパスによる『夜に満月』を進めていきましょう。前回はこちら。
役に立たないテクニカルコートのせいで工夫を凝らす必要に迫られたヒダマルは、如何にして満月を完成させるのか……!?
BGMは『地上の星』だ!
……ただ、今回の技法は、完全にヒダマルのオリジナルです。
理論上は可能そうだからやってみたら出来たってだけなので、どこか欠陥がある可能性は否定できません。
悪しからず。
イエローを削るべし。
ドン。
用意する物は……、
クレパス、ぺトロール、器、筆、そして彫刻刀。
この道具たちで、何をするか。
勘の良い方ならお分かりかと思う。
そう、
クレパスで絵具を作るのだ。
彫刻刀(カッターでも可)で、クレパスをごりごり削っていきます。
ここは無心です。とにかく削ります。鼻歌でも歌いましょう。ヒダマルはアニソン一択です。
ふぅ……。
こんなもんでいいかな。左下でミサイルみたいになってるのが、削られた黄色です。
あ、そうだ。
これも混ぜてみよう。
クレパスの金色。
クレパスにもゴールドってあったんですね。
黄色より倍くらい高いんですが、この際ゼータクに使っちゃいましょう。ごりごり。
削り終えたら、ぺトロールを混ぜて溶解させ、液状にしていくんですが……、
なんか……。
保育士時代のヒダマルが、よく見てたような気がするな……。
0歳児担当の頃、お腹の調子が悪い赤ちゃんのお世話をしてた時、あるいはそういった不調をもたらすウィルスが流行っていた時期、頻繁に目にしていた気がするな……。
イカン、金色を混入したのが裏目に出た……。
少しでも挽回を図るため、パステルも混ぜてみます。
ヌーベルカラーパステルの408、「パールイエロー(1)」。
この商品の400番台は「パールカラー」と言って、なんかキラキラしててそれっぽい感じが醸されているのです(何の説明にもなってない)。
これも削って、混ぜちゃいましょう。ごりごり。
イエローを塗るべし。
そうこうしつつ完成したペーストを、筆に乗せて塗っていきます。
あんまり大きすぎるクレパスの破片は、爪楊枝で取り除いておきましょう。完成後にボロっと剥がれたりしますので。
淡く儚い月ではなく、ゴツッとした存在感・重厚感のある満月を作りたいので、けっこう大量に塗り込めていきます。
持った時に重さを感じるくらい。
べたべた塗り進めて、表面を整えて……、
うむ。
こんなもんでしょう。
使用後の器。
このまま放っておくと乾燥してこびりついてしまうので、そうなる前にきちんと洗っておくことをお勧めします。
ヒダマルは100均の三角トレーをひとつダメにしました。
スクラッチな話でもお伝えしましたが、クレパスは油を含んでいるので、乾燥前なら手洗い用せっけんなんかで割と簡単に落ちます。試したことはないけど、お湯でも効果があるかな?
ただ、あんまり大量に流すと詰まるかもです。
まとめ。
次回に続きます。
後は表面の質感を再現するだけなんで、あんまり言及する内容はないかもですが。いやホラ、ヒダマルいま小説書いてるので。
隙あらば引き延ばそうとするのは当然の欲求だからな……。
(by ブローノ・ブチャラティ)
たぶん明日、『夜に満月』完結!!