地元な話。 その2【九州国立博物館・後編】
みなさま、こんにちは。
コロンビア戦は日付を間違えてて見逃したヒダマルです。
でもセネガル戦は観ましたよー。
あの体格差にチームプレーで渡り合うって凄い。
勝てる試合だった、とは言うものの、キッチリ引き分けに持って行った技術とメンタル、やっぱり尊敬します。
さて、九州国立博物館の後編。
サムネイルでネタバレしてますが、太っ腹な画像が載ってますのでお楽しみに。
内部。
さて、九時半の会館で、内部へ潜入します。
見てくださいもう、この景色。
この博物館、外側はあんだけメタリックなのに、中には木材がふんだんに使用されているのです。アメイジングです。
そして、四階分の高さの吹き抜け。
博物館の四階分ですから、普通のビルで考えるとそれ以上の高さだと思われます。たぶん。
上を見ると、あっちもこっちも木組みです。
宇宙戦艦にいるような気分。『宇宙戦艦キューハク』です。
あっ、模型!
ね、「ひしゃげたカマボコ」でしょ?
あるいは「サーモンの切り身、ただし青い」でしょ?
コレで言うと、右側の緑が遊歩道スペースで、手前の角がチケット売り場ですね。
こちらは大宰府側から。
自由に見れるスペースには、上の模型や、
昔の大宰府にあった門や、
……これは何だろう。
あーそういうことね完全に理解した。(分かってない)
ちなみに、壁面はこんな感じでしたが、
中からだと、はっきり外が見えます。
ヒダマルがホケーっと見上げて写真撮ってた顔も、誰かに見られてたかも。
可愛いイレーヌ。(ルノワール)
さぁ、いよいよ本題の「至上の印象派展 ビュールレコレクション」の会場へ。
で、いきなりビックリしたのですが……、
本当に驚愕したのですが……、
写真撮れました。
いいの?
撮影OKな絵画って見たことないよ?
太っ腹だなぁ……。
説明書きを読むに、このイレーヌさん、僅か8歳らしいです。
大人過ぎんかい? こんな8歳おる?
ルノワールは、女性をモデルより可愛く描くことで(ヒダマルの中で)有名ですが……。こんなにか……。
撮影の注意事項。
ただし、写真撮影可能なのは、この「可愛いイレーヌ」と「水蓮の池、緑の反映」だけでした。
それと、フラッシュ撮影・自撮りはダメだそうです。
フラッシュは絵を痛めるので当然として、「絵と並んでパシャリ」は他の方の観覧の邪魔になるということでしょうね。
ルールとマナーを守って、係員さんの指示に従いましょう。
水蓮の池、緑の反映。(モネ)
モネの、大きな一枚。
有名な「水蓮」シリーズですね。
ザックリした絵だなぁ、というのが素人の第一印象です。
近くで撮ると、こんな感じ。
このザックリ感がまとまって、全体のバランスを取ってるんだから不思議です。
コンフェッティ。
他に気になった絵では、ロートレックの「コンフェッティ」ですね。一枚だけあったのですが、明らかに浮いてました。
やたら白くてスタイリッシュというか……、
モダンを通り越してむしろ現代的というか……、
この人がゴッホと同じ時代に絵を描いてたかと思うと不思議。
あっ、ロートレック展で買ったポストカードセットに入ってた!
サン・マルコ沖、ヴェネチア。
タイトルで、ピンと来たひと、手を挙げて(五七五)。
ヴェネチアといえば……?
そう、ジョジョッ!!
第五部・黄金の風ッ!!
その舞台となったイタリア、感動の名シーンッ!!
10月にアニメ放送が発表されたジョジョ第五部ですが(飛び上がるほど嬉しい)、ファンなら誰もが知る「サン・ジョルジョ・マジョーレ教会」の景色を油彩で描いた一枚がありまして。
発見と同時に大興奮ですよねもうね。
「オレは「正しい」と思ったからやったんだ」
「こんな世界とはいえオレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!」
ですよねもうね。
ポストカードも売っていなかったので紹介できないのが残念至極ですが、ジョジョファンは必見です。
「彼らはあの場所で、それぞれの決意をしたのか……」ってなること請け合い。
ちなみに作者は「フランチェスコ・グァルディ」という方でした。
もちろん、他にも見どころ満載でしたよ。
ゴッホの「日没を背に種まく人」は浮世絵感のある大胆な構図で、セザンヌは有名な「赤いチョッキの少年」が来てました。手が長いやつ。
ガチャガチャ。
お土産予算ワンコインなヒダマルが選ぶのは、こちらのガチャガチャ。一回300円の缶バッジです。
話題に挙げた「コンフェッティ」もラインナップされていますが、ここはやっぱり、ルノワールの「可愛いイレーヌ」ちゃんが欲しいところですね。
結果……、
ゴッホさんでした。
この哀愁。
こっちは回してませんが、土偶もありました。
高さ5センチくらいあるので、これで200円は今時安いと思います。やればよかったかなぁ。ホントに悩んだなぁ。
コップのフチ土偶もありました。
常設のミュージアムショップには、アジア文化が香るお土産品や福岡グルメ、金印グッズ、「針聞書」に出て来る腹の虫グッズなんかが置いてあります。
割とカオスです。
大宰府への通路。
前回紹介した、大宰府へ通じる通路。
中に入ると動く歩道があり、すいすい進んでいけます。
そしてですね、
分かります?
ここ、色が変わる世界なのです。
一方から光のグラデーションが走って、青だったり赤だったりに変化する様子が楽しい。
通路の先にはエスカレーターがあり、それを下ると大宰府へ抜けます。
エスカレーターの隣には身障者用・ベビーカー用の専用リフトもあるので、時間はかかりますが、どなたでも上り下りできます。
もちろん、博物館内もバリアフリーです。
そして……、
九博側は近未来なのに対し、出口に近づくと木造に変わるという粋な計らい。世界観、大事です。
大宰府天満宮。
通路を出ると、清々しい空気が溢れてます。
博物館も森の中&色味の効果でかなりの清涼感があったはずですが、こっちはこっちで別世界な雰囲気です。
境内には梅の木がたくさん。
これでもかと梅々しているので、梅を視界に入れずに歩くことは困難でしょう。
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言葉がありまして、梅の木は手入れすればするほど綺麗に育つそうです。
プロの手でキッチリ管理されているので、みんな見事な形をしてます。
ヒダマルが来た時は、菖蒲の見ごろでした。
巨大な樹木とか、
灯籠から下がった苔とか。歴史を感じさせます。
それと、ワールドカップにちなんで、おみくじが日本代表使用になっていました。
真っ青ですね。八咫烏ですね。
参拝。
お手水舎もこの規模。
柄杓はたぶん、30本弱あるかな?
近くには広場があり、お正月にはここで猿回しが見られます。
門を抜けると……、
奥にあるのが本殿です。
余談ですが、ヒダマルは神社に行くと「いつもありがとうございます。そこそこ頑張ってます。生きてます」とだけ挨拶することにしています。
信心深くはないですし、いきなり来てお願い事するよりは神様からの心証も良いかなと。
「ズルしても真面目にも」って感じですね。生きてりゃいいさ。
道真公にご挨拶したので、観光に戻ります。
本殿のすぐ隣に、ひときわ大きな梅の木がありますが……、
そう、「飛梅」。
道真公が九州に左遷された時、その後を追って一晩で飛んできたという伝説がある梅の木です。樹齢は1000年を越えているそうです。
ヒダマルは知りませんが、さだまさしさんの歌にも取り上げられているとか?
唐突ですが、「東風吹かば!」ってワードを叫びたくなってきます。
東風吹かば東風吹かばー!
春なわすれそー!
大宰府参道。
まっすぐに伸びた参道。
神社な雰囲気から一歩出たところ(ここも境内なのかな)、写真のすぐ左に案内所があるので、分からないことはこちらでどうぞ。
大宰府には梅ヶ枝餅(うめがえもち)という銘菓がありましてね、右を見ても左を見ても梅ヶ枝餅屋さんです。
「店によって微妙に味が違う」という噂ですが、正直ヒダマルには分かりません。ぜんぶ美味しい。
お土産に買って帰るのはもちろん、焼きたてを一つ、その場で食べるべきです。
道真公も好物だったそうなので、許してくれるはず。
まとめ。
初の試み、「地元な話。 ~九州国立博物館~」でした。改めて、前編はこちらから。
今回は九博がメインだったので、大宰府観光はあんまりやってないんですよね。まだまだ魅力をお伝えしたいので、夏にもう一度行ってみようと考えています。
博多駅からのルートも解説できればと。
さて、次の試合は……、木曜日ね!
間違えないようにしとかんと……。