『星色ヒダマルドロップのアニメ日記フレンズZオルタナティブGT 新劇場版・起 ~ダブルMARKⅡセカンド~ the Hidamaruful Worldの名は』
あらゆる生命の血飛沫が舞い、夜空に飛び散ったような、
赤。
「これが……、時空間光殻理論。〈ドロップ・ドロップ〉の力だ」
全天を覆う煌き、星という星が紅に染まる夜空の真下に、黒ずくめの男が立っていた。
服が、ではない。
前髪も後ろ髪も横髪も区別なく一緒くたに伸ばした、地面に届くほどの黒髪を暗幕のように纏った男である。声の低さで男性だと判別できるが、長髪の下の服装はほとんど窺い知れない。
黒い男の周囲には、めくれ上がった大地が広がっている。視界が届く範囲全てが、上下を忘れたかのように裏返っている。木も、土も、何もかもが。
……根こそぎになっている。
「『輪廻の導き手』、ドゥーハラッジ・ル・ヒダマルムルの残した、深層宇宙の遺産……〈ドロップ・ドロップ〉。その全エネルギーが惑星に顕現した以上、貴様たち人類に未来はない……」
黒髪の奥に除く、覇気のない視線と言葉で。
勝負の見えた試合を岡目で眺めているような虚無、およそ生命力の欠落したその瞳が映すのは、一人の少年だった。
普通である。
ぼこぼこと裏返されて、安定に欠ける大地に、半ば埋もれるように立っているのは、至極普通の少年。年齢の割にやたらと白髪が多いことを除けば、どんな学校にも馴染めそうな雰囲気がある。
罅の入った眼鏡を検分して、服の裾で拭いたあと、不満気に掛けなおしている。
ただ、ひとつだけ違和感があるとすれば、
「これ以上の抵抗は無意味だ。さぁ、言え……〈ドロップ・オルタナティブ〉の在処を……!」
どす黒く、そして真っ赤な夜空の下で、
めくれ上がった地面に足を取られたまま、
黒髪の男の静かな恫喝を受けても、
「…………、」
と。
顔色ひとつ変えず、ぼんやりと相手を見つめ返しているという、他の全てを考慮してもただ唯一その点だけで、不可解な『異常』を感じさせる少年だった。
……この時の少年の思考を言語化するならば、おそらくはこんな風になるだろう。
(いよいよ、終わりか…………。もうちょっと続くと思ってたんだけどな)
こんなにも普通の少年が。
赤黒い夜空と根こそぎの大地の間で、相対している黒髪の怪人と実によく似た虚しさを抱いていることは、誰も知らない。
この時は、まだ。
はぁいど~~もぉ~~!!
さぁ~てね、いやぁ始まりましたね『星色ヒダマルドロップのアニメ日記フレンズZオルタナティブGT 新劇場版・起 ~ダブルMARKⅡセカンド~ the Hidamaruful Worldの名は』!!
あの『ヒダマルのアニメ日記。』の後続ブログという事でね、我々もね~っ、一所懸命でやらさしてもろてますぅっ。
本来ならこちらでね、気になるOPが流れるんですけどもねぇ~っ、今回は記念すべき第・一・話!
という事でっ、新ユニット『ヒダルマーズ』の歌う注目のOPの方はラスト付近でこうバーン! とお披露目される仕様になって……
……え?
ワケノワカラン物語が始まったかと思いきや?
何をいきなり関西芸人ノリで意味不明な解説を入れてんのかって?
茶番はいいから早く説明しろって?
えっ………………、とぉ。
説明と言われてもね。
まぁあれですね、ご想像通りですよね。
ただの悪ふざけですっ♪
てへっ☆
だってヒダマル、昨日の更新で真面目成分を使い果たしてるじゃないですか?
珊瑚の海と青空の狭間で、みんなに「おめでとう」「おめでとう」「めでたいなぁ」「クエーッ!」って祝福されちゃってるじゃないですか?
そして、すべての子ども達に「おめでとう」じゃないですか?
だからまぁ、その分だけキッチリふざけ倒さないとヒダマルの中でバランスが取れないんですよねぇ。困ったヒダマルですねぇ。
流れとしては、プロフィールを公開した時も同じ形でしたっけ。
もうカテゴリーに「悪ふざけ」って作ろうかな(そしたら、ほとんどの雑記が含まれるな……)。
このブログはヒダマルの遊び道具ですからね、エイプリルフールが過ぎたからといって油断してるとこうなりますよ。
それでは、また会いましょうっ!!
(つづかない)