『スロウスタート』の栄依子さんをリスペクトしつつ、お金と教育について論じてみる。
みなさま、こんにちは。
人面キングギドラに襲われる悪夢を見たヒダマルです。読者の皆様の中に、フロイト先生を降霊できる方がいらっしゃいましたらどうかご一報ください。
今日のテーマは『スロウスタート』。中学留年を経験した主人公・一ノ瀬花名ちゃんの親友である十倉栄依子さんですが、第七話のラストにて、彼女の秘密が判明しました。
それは、アクセサリー作り。
趣味でアクセサリーを作っており、親が営む雑貨屋に置いてもらっているのです。トレードマークのヘアピンも、実は手作り。
その手作りアクセをリアルで身に着けてくれている人を初めて見たのですが、そのお相手は担任の榎並先生でした。栄依子は先生大好きなので、喜びもひとしおだったことでしょう。
いいなー、羨ましい……。
手作りアクセを売る大変さ。
というのも。
実は、ヒダマルも作ったことあるんですよ。レジンアクセサリー。ペンダントをちょっとと、キーホルダー程度ですけど。こんなの。
それをね、ヤフオクなんかで売れたらいいなーと思ったんですね。そして出品したんですね。
しかしまぁ、売れませんでした。数をこなした訳じゃないので諦めるのはかなり早いですが、やっぱり「どこの誰だか知れない人が作った物」って、多分ハードル高いんですよね、購入する側からすると。前面に出せるような経歴や資格もありませんし。
それでも本当にいい物なら欲しい方もいるんでしょうけど、ヒダマルはいかんせん男です。
手先は器用ですが、女性がどんな物を求めているか、すぐには分かりません。勉強が必要です。
え。
なんですか?
相談できるような女友達はいないのかって……?
あなた、ヒダマルを誰だと思ってるんですか? ヒダマルですよ?
ボッチ系ラノベ主人公よりも友達のいないヒダマルですよ?
「女性用が無理なら女児向けキーホルダーを作ればいいじゃない!」
と思いついても、落札するのは大人なので、結局はお母さま方のお眼鏡に適う必要があるという……。
女の子に喜んでもらえると思うと、かなりやりがいあるんですけどね。例えば、こんなの。
ちなみに、レジン液は紫外線で固まるため、作るにはUVライトが必要です。しかし作成当時、持ってませんでした。
そのため冬の弱々しい紫外線に当てて固めてたのですが、キーホルダーひとつ仕上げるのに10日くらいかかりました。
気が長いのも困りものです。
お金の話をしよう。
なので、今は主に遊戯王カードを扱っています。値段が値段なので小遣い程度ですが、既にブランド価値がある物を扱うのはお互い安心です。
例えば「太古の白石」「伝説の黒石」とかだと、専門のネットショップでは1枚400円以上で売ってます。
一方、ブックオフの遊戯王カードは管理が甘いので、そういった需要のあるカードでも1枚20円の中に混ざってたりするのですよ。
(2018年2月現在の情報です)
ヒダマルからすればもう、宝の山。
童心に帰ってしゃかしゃかカード漁ってます。楽しいです。疲れるけど。上記のような、価値のあるカードを運よく見つけた時は、本を一冊買っても+-0だったりします。
ヒダマルの金銭事情はかなり特殊な方だと思うので、たまにはこういうお話も、ざっくばらんにしていけたらなーと。もしも誰かの役に立てば重畳ですし。
貢献とお金の関係。
どうしてこんなセコイ話をバラシて無駄に恥かいてるかと言うとですね……。
日本では「お金を稼ぐのは悪いこと」「お金の話をするのは恥ずかしいこと」みたいな理不尽な風潮があるじゃないですか。
これ、ダメだと思うんです。教育的に。(そのクセ生活保護受給者は叩くという。ワケ分かりません)
お金を稼ぐという行動は、自分がどこで社会貢献できるのかがピンポイントで分かる訳じゃないですか。これ、子どもが自分の能力や適性を探るにあたって、かなり重要な体験ですよね?
職場体験も大切ですが、2、3日で仕事の全貌が見える訳もありません。もっとこう、「ビジネスにおけるお金の流れ方」を学ばせてほしい。
「人の役に立つことでお金という対価を頂く」経験と、「そのお金は何処からどうやって動いているのか」の知識、これを肌で知っておいてほしい。だから、大人はお金の話をタブーにしないでほしい。
自信や貢献感がある人・自立している人って、ある意味「自分のお金の稼ぎ方が分かってる人」です。自らがどうやって生きて行けばいいか、どうやれば生きて行けるのか、それを理解している人。
うわ、自分で整理しててめっちゃカッコイイ……。
こんな人になりたいなー。
ならなくちゃー。
ゼッタァイー、なってぇーー、やーるぅーーーー♪
お金の話をしよう(子どもと)。
初代ポケモンのツッコミどころ満載モノクロドット絵を知っている世代のヒダマルは置いといて、話を進めましょう。一曲歌い上げれば満足して落ち着きますから気にしないで下さい。
子どもとお金の話をするのも、大切だろうと思います。
そもそも、お金(生活)の教育を抜きにして、子どもに「将来の夢は?」とか「進路はどうする?」とか軽々しく聞いちゃいけないと思うんですよね……。
や、保育園児や低学年ならともかく、中高生に対して同じ感覚でそれやっちゃってるとしたら……。
もうちょっと考えようよと感じます、大人も子どもも。
この辺は、うつ猫さまが書かれている「うつ猫のよもやまだばなし。」を是非ご覧いただきたい。教育の中で扱われる「労働とお金」に関して、示唆に富む記事です。
苦労≠怨念。
お母さんだろうとお父さんだろうと、子どもの為に何の我慢も苦労もしてない人って多分いません。高校生くらいになれば、自分の所属する家がどういう経済状況か、生活上どういう苦労があるかも、割と素直に話して良いと思うんです。
もちろん、色々と話題の「あたしおかあさんだから」的論調で怨念を押し付けるのはもってのほかです。しかも、この歌の場合は幼児に。
前にも書きましたが、子どもは自身が望んでこの世に存在し始めたのではありません。「苦労してくれ」とか誰も頼んでません。
この歌に関しては、コバヤシマサキさまのブログ「コバろぐ」に詳しいです。「あたしおかあさんだから」に関して、ヒダマル的に一番しっくりくるご意見でした。
しかし、高校生になればそういう類の話も受け取れる(受け取れるべき・受け取れるようになるべき)と思いますし。
職業選択のために進路を決めていくにあたって、お金や生活の話をタブーにしないって、実は教育上かなり大切な事なんではなかろうか、とか。そうすると、高校生になってから急に話し始めても遅いのかな、とか……
専門外の分野ってどう捉えます?
……はい。
ええ、分かってます。論拠が弱いのは承知してますとも。
高校生に関しては、ヒダマル「思う」「とか」しか言えてないですから。これは分を弁えているだけであって、普段はここまで脆弱な論理展開はしませんよ。
……してませんよね? よね?
ヒダマルの専門は幼児教育です。
小学生は「専門外だけど守備範囲」くらいの感覚。高校生ともなると、もうチンプンカンプンですね。教育という観点から見れば無知と言って差し支えないでしょう。だから「思う」なんですねさっきから。断言できないので……、というより、責任を持って言葉を紡げないので。
思春期特有の(と考えられている)悩みに対する姿勢、進路相談に関するワンポイントアドバイス、そういう知識も一切ありません。
ただ、我が身を振り返ると、高校生くらいになればもうかなり普通に「人間」だと予想されるので、大人と関わる際の工夫とそんなに変わらないんじゃないかな、と想像する次第です。
つまり尊敬と、尊重。
……まあ、これは幼児との関わりでも同じですが。
まとめ。
……何の話でしたっけ。
あ。
そう、アクセサリー。
栄依子さん、自分で作った物が売れるとか嬉しいだろうなー、というお話。
転じて、みんなもっとお金の話しようよ、その方が健全だと思うよ教育上、というお話でした。
子どもの人生を考えるなら、性教育並みに悩んで然るべきポイントだと思うんですけどね……。