ヒダマルのアニメ日記。

毎日午後8時に更新するアニメ感想ブログ。アニオタ・元保育士・隠れアスペルガーと、三拍子揃ったヒダマルがお送りします。

モーリーのメモ

遊戯王ヒストリー その②【バスター・ブレイダー】


 みなさま、こんにちは。
 遊戯王で遊びつつ小銭を稼ぐヒダマルです。

 強力なカードはどんどん売れてっちゃうから、自分が遊ぶデッキの性能はずっと微妙なままというね……(特にブルーアイズデッキ)

 

 前回「裸の王様」で好評を博した気がする「遊戯王ヒストリー」。 


 

 

 今回は、有名&カッコイイこのカードをご紹介します。

f:id:hidamaru:20180630122928j:plain

f:id:hidamaru:20180630122953j:plain

 バスター・ブレイダー。

 遊戯が使用するカードの一枚で、海馬の『青眼の白龍』『青眼の究極龍』に対し攻撃力が100を上回るようにデザインされたモンスターです。

 


 その設定からブルーアイズのライバルモンスターとして君臨するかと思いきや、

 実は原作でドラゴン族モンスターを倒したことは一度もなく、見せ場は『ブラック・パラディン』の融合素材だけ、ついた綽名は「スライム殺し」

 という微妙な立ち位置だった彼。

 

 

 しかし現在はカテゴリー化され、サポートカードも増え、そこそこ戦えるデッキを組むことが出来るのです。


 そんな彼の、宿命の人生を覗いてみましょう……。

 

※彼の姿が見られるカードは他にもありますが、ストーリーと関連するものだけを選んでいます。また、このストーリーは公式ではなく、ヒダマルの妄想です。

 

 

 

破壊と揺籃。

 このバスター・ブレイダー、カテゴリー化されるにあたり、本人もちょっと変化しています。

 それがこちら。

f:id:hidamaru:20180630123434j:plain

f:id:hidamaru:20180630123454j:plain

 名前とデザインが変化し、効果も大幅に変更。

 こっちには自己強化能力がないので注意です。

 


 さて、正義感の強い青年は、人に害をなすドラゴン族モンスターを狩る剣士・「破壊剣の使い手」として、日々修行を積んでおりました。

 その日も、人々の平和を守るため、凶悪なドラゴンと命を懸けた死闘を繰り広げていました。
 しかし、戦いの中で……、

f:id:hidamaru:20180630123610j:plain

f:id:hidamaru:20180630123635j:plain

 ひとつの出会いがあったのです。

 小脇に抱えてるのがそうです。

 

 

 彼が討伐したドラゴンには、幼い子どもがいました。

f:id:hidamaru:20180630123716j:plain

f:id:hidamaru:20180630123741j:plain


 悪しきドラゴンの血族とはいえ、この幼子はまだ純粋無垢。
 剣士としての甘さと知りながら、彼には、子ドラゴンの命を奪うことはできませんでした。

 

 

 

伴竜と追憶。

 バスター・ブレイダーは、このドラゴンを育てることにします。
 自らの手で正しく導き、清い心を持ったドラゴンへ成長させようと考えたのです。

 子ドラゴン『破壊剣士の伴竜』は彼に懐き、いつしか共に戦えるほどに強くなっていました。

f:id:hidamaru:20180630123835j:plain

f:id:hidamaru:20180630123857j:plain

 

f:id:hidamaru:20180630123919j:plain

f:id:hidamaru:20180630123940j:plain

 

f:id:hidamaru:20180630124011j:plain

f:id:hidamaru:20180630124043j:plain


 それぞれドラゴン族・魔法使い族・機械族に対し効果的な「バスターブレード」なる武器を使い分け、破壊剣士の戦いをサポートしてくれます。

 

 

 厳しい戦いの狭間で、純粋な竜の子と戯れるひと時……。

 降りしきる雨の下、しかしふと、戦士は追憶するのです。 

f:id:hidamaru:20180630124146j:plain

f:id:hidamaru:20180630124211j:plain

 そう……。
 彼の正義の心は、決して忘れてはいませんでした。


 幼い竜の親を、手にかけた事実を。

 自らの、破壊剣士としての矛盾を。


 そして、宿命を。

 

 

 

宿命と融合。

 ついに、その日が訪れました。

 恐れていた日が、訪れてしまいました。

f:id:hidamaru:20180630124354j:plain

f:id:hidamaru:20180630124417j:plain

 強く、たくましく成長していた伴竜は、悪しきドラゴンとしての本能に抗えず、町を襲ったのです。

 

 燃え盛る町を背に、立ちはだかるバスター・ブレイダー。

f:id:hidamaru:20180630124508j:plain

f:id:hidamaru:20180630124536j:plain

 竜破壊の剣に手をかけながらも、必死に呼びかける、バスター・ブレイダー。

 

 しかし、彼の声は、届きませんでした。

 

 

 

 

 

 


 蛮竜と、破壊剣士。

 ほんのひと時、偶然にも交わったその運命。

 

 

 眠ったような、いつか傍らにいた竜の子に、

 そっと手を触れて。

 

 

 

 剣士は、後悔したのでしょうか。

 贖罪したのでしょうか。

 運命を呪い、絶望したのでしょうか。

 

f:id:hidamaru:20180630124707j:plain

f:id:hidamaru:20180630124729j:plain

 

 その時でした。

 剣士としての甘さに、伴竜との思い出に、なにより己の業にうちひしがれる心を、温かい光が包みました。


 宿命を、想いを、優しさを、包んで温めるように煌めくその光は、彼の心にこう囁いた気がしました。

 


 あの日々は、嘘ではなかったと。

 


 ありがとう、と。

 

 

 

 

 こうして、バスター・ブレイダーは。

 

 竜の魂とひとつになり、剣士として覚醒を遂げたのです。

f:id:hidamaru:20180630124920j:plain

f:id:hidamaru:20180630124949j:plain

 

 

 

破壊剣一閃。

 竜破壊の剣士、バスター・ブレイダー。

 今日もどこかで、人々の平和を守るため、凶悪なドラゴンと命を懸けた死闘を繰り広げているのでしょう。

 

 伴竜との、思い出を胸に……。

f:id:hidamaru:20180630125027j:plain

f:id:hidamaru:20180630125049j:plain

 

 

 

まとめ。

 ドラゴンの幼子を拉致し良いように利用した挙句、都合が悪くなったら抹殺

 

 という、そこそこ鬼畜な破壊剣士の物語でした。(台無し)

 

 しかも「伴竜」て。
 名前つけてあげようよ。

 

 

 前置きにも書きましたが、デッキとしてはそこそこ強いので(しかも安いカードが多い! 嬉しい!)、そのうちまた遊戯と戦ってみようかな。

 あ、前に戦った記録はこちら。

 

www.hidamaruanime.com

 

 

 以上、「遊戯王ヒストリー その➁~バスター・ブレイダー~」でした!

 

f:id:hidamaru:20180630125544j:plain