ハンドメイドな話。 その4【イロプラで型取り】
みなさま、こんにちは。
レジンマスターを夢見るヒダマルです。
やってきました「ハンドメイドな話」、今回はこちらの続きです。
「型取り」と「着色」に挑戦した回ですね。このリベンジです。
型取り素材「イロプラ」の扱い方のコツや注意事項をご紹介しますよ。『ヒダマルのアニメ日記。』には珍しいお役立ち記事ですってよ奥さん。
型取りのコツ。
1、お湯はたっぷり用意する。
2、手早くやる。
3、火傷に気をつける。
大事なことは、この三つです。
温度によって硬度が激変するので、熱々のうちにパパッっと作るのがコツですね。まぁ今回、ヒダマルは写真撮りながらやったからアウトなんですけどもね。
といっても、何度でも形を変えられる素材なので、失敗しても特に問題はありません。気負わずチャレンジです。
材料はこちら、紙粘土で作ったクッキーです。
クッキーのデコボコ感をいかに出せるかが勝負の分かれ目。
温める。
ボウルにお湯とイロプラを入れ、2~3分くらい待ちます。
するとあら不思議、イロプラがぐんにゃりしてくるので、箸でつまみ上げて丸めます。
固まってきたら、またお湯に戻して待ちましょう。あの丸いのがイロプラです。
80度以上のお湯ならすぐに柔らかくなるので、ぬるくなったらお湯を継ぎ足すと良いです。
成形する。
ある程度まとまったら、型を取りやすい形に成形しましょう。
挑戦二回目にしてヒダマルがたどり着いた答えは、こちら。
台形です。
綺麗な丸のまま押し当てると、周辺のイロプラが無駄に縁の方へ押し出されてしまうんですよね。問題ないと言えばないのかもしれませんが、なんとなくもったいないので。
え、貧乏性だって?
失敬な。
ヒダマルは貧乏性じゃなくってねぇ、貧乏なんですぅ。
型を取る。
台形が完成したら、またお湯に入れて待ちます。
その時点でまだ十分に柔らかければ問題ありませんが、最後の仕上げに向けて、中心部まで完全に温まっててほしいので。なんとなく。
柔らかくなったら、手早く取り出して、型を取りたい素材をぐ~っと押し付けます。中まで柔らかければ、そんなに抵抗なく入って行くはずです。
この時、縁の部分をしっかり作っておくことがポイントです。
周りに流れたイロプラを押し当てておきましょう。
問題発生。
こうしてできたのが、こちら。
うん、クッキーのデコボコ加減がうまく出てそうです。
これに、レジンを流して、UVライトに入れて、とりあえず2分間照射したのですが……、
問題が発生しました。
熱を持っちゃっているのです。
イロプラちゃん、再びのぐんにゃりモードです。
「UVライトがダメなら、お日様に当てればいいじゃない」と、どこかのお姫様みたいな発想で試してみたものの……、やっぱり温かい。
レジンの硬化時間は過ぎているので、このまま取り出してみることにしました。
途中までは、ぺりぺりっと小気味よく剥がれて行きましたが……、画像で分かりますかね、柔らかくなった部分がくっついています。
仕方ないので氷水に入れて冷却し、剥がしてみたものが、こちら。
形が悪いのは、レジンをちょっとケチってたせいですね。ただ、クッキーの質感はなかなか良く出ています。
これに、アクリル絵の具をスポンジで叩けばクッキーになると踏んでいたのですが。
こっちは、剥がしたイロプラ。
「LOVE」の文字が細かすぎたのも、くっついてしまった一因みたいです。「O」なんてひどい有様。
パステルカラーの着色、その後。
ちなみにこちらは、以前作っていた「王天君コスプレ用」の型です。
前と同じくパステルを削って着色し、今度は少量ずつ流し込んで固めていったのですが……、
噴火しました。
山を押すとレジンがじくじく溢れてくる、前回と似たり寄ったりな結末に。
理由は不明ですが、やはり「ヌーベル パステルカラー」での着色が原因かと推測されます……。
表側のマットな質感はかなり気に入ってるんですけどねぇ。カッコよくないですか?
まとめ。
イロプラ、ままならん。
思いのほか一筋縄ではいかない素材です。
試作品で無駄にしたレジンをミール皿の方に使っておけば10個くらい作れたはずなのに……。
ただ、「どんな型でも手軽に取れる」という特性は捨てがたいので、これからも試行錯誤はしていきたいですね。
というか、レジン用の型取りにはシリコンを使うのが常識らしいという事実を最近本で読んだので、イロプラは封印かもです。
これまでの努力。