ヒダマルのアニメ日記。

アニメの感想やキャラ考察など。

『少女終末旅行』  第十話「電車」「波長」「捕獲」


「電車」
 暗闇に、重く響く機械音。
 近づいてくる巨大な影。

 チト&ユーリの前に、電車が来ました。えぇーこんな文明も残ってたのかーという視聴者の疑問を無視して、普通に乗り込みましたよ2人。

「電車」「波長」「捕獲」


 電車は結構高い陸橋の上を走ってます。車両の中にはほぼ何も無く、ガラクタとベンチがあるのみ。トンネルに入ったので外も見れません。
 あまりに殺風景な空間に、ユーリは「暇だね」「暇だ」「ねえ、先頭の方に行ってみようよ」と退屈しています。

 

 暇つぶしに先頭車両に向かう途中、ユーリが凄いことに気付きました。2人は今、走ってる列車の上に乗って走っているのです。

ユーリ「つまり、いつもよりすごい速さで走っていることになる!!」
チト「いや、それは違う……」
ユーリ「え、なんで?」

 ユーリの発見に頭を巡らせるチトさん。惑星の自転を考えに入れると更にややこしいことに。流石のチトもこんがらがってます。
「地球は一日に一回転する」という新たな知識を得たユーリは、

ユーリ「ちょっと待って、じゃあ私たちは……、毎日地球を一周してたってことっ!?」
チト「そうとも言えるな」
ユーリ「やばすぎるっ……」
チト「やばいのはお前の頭だよ」
ユーリ「……やばすぎる」


 ……蛇足ですが、地球は公転もしてるので(公転の速度は秒速30キロだとか)、それも計算に入れると事態はさらに複雑になります。そして、実は太陽も銀河系の中を移動しているので(こっちは秒速200キロ以上!!)、もう計算とかヒダマルには無理です。天文学とかやってる人ってスゴイですよね。
 この事実は、「タイムマシンは、同時に宇宙船の機能も要求される」ことの証左になります。「1時間後のこの空間」は、宇宙空間かもしれないわけですから(むしろ地上・大気圏内である可能性の方が低いです。っていうかゼロです)。

 もちろん、タイムマシンが実現されたとすれば「未来のこの空間」も計算に入れて使用することになりますから、「いきなり宇宙空間に出て死んじゃう」という事故はないはずですが、出た先が海なり空なり地中なり宇宙なり、いずれにせよ「移動先の環境に合わせた機動力」も併せ持つ必要があります。
 以上、ヒダマルの明日使えるSF知識でした。

 

 閑話休題
 大きな機械の死体を見つけるチトとユーリ。機械の一つに、時計がついてました。「時間を計るやつだっけ」と、ユーリも時計くらいは知ってるみたいです。

チト「確か、地球が1回転すると、張りが2回転するんだったような……」
ユーリ「地球より早いなっ」

 ううむ、なんか哲学的というか、子どもらしい疑問ですよね。天才肌だ。


 あ、だべってる間に駅に停まりました。というか、今更だけどこの電車、超デカいですよね。どう考えても軍事用ですよね。

 まだ先があると見て、ここでは降りない判断をするチト。

チト「私たちだって、食料っていう時間の制約があるんだからな」
ユーリ「じゃあ、食料があるうちに、どんどん進んじゃおうよっ」
チト「そういうことだ。行けるとこまで」

 ……この2人は、一体どこまで行けるのでしょう。

 

「波長」
 居眠りをやめて、電車から降りる2人。……ありますよね、「寝ていても目当ての駅になると自然に起きる」ってあるあるですよね。

 暗い建物の中を進む2人(こんなんばっかりだ)ですが、ユーリが墓でかっぱらってきた機械から何か聞こえます。
 ってちゃんと返してなかったんですね。死んだ人のだからバチが当たると心配するチトに、ユーリが言い返します。

ユーリ「でもほら、死人に武器なしって言うし」
チト「口なしだ」
エルメス「そうそれ!」

 あ、間違えた。


 機械から聞こえてくる音にはリズムがあり、どうやら「歌」ってやつみたいです。人の声でやる音楽で、ユーリがたまにやってるやつですね。「絶望の歌」とか。

 リズムと音楽について語らうチト&ユーリ。リズムは波の一種であり、電波も光も波の一種であると解説するチト。チトさん博学ですね。「博多」ですね。おいさぁっ(山笠の掛け声)。


 急な坂にぶつかるケッテンクラート。エレベーターのようですね。ユーリが作動させましたが、なんか速いっ。ちゃんと止まるのかコレ? こういう時に肝心のユーリさんは、うあーラジオの音楽に夢中です。ダメだこりゃ。

 チトの不安は的中し、高速で地上に着いたエレベーターに吹っ飛ばされる2人と1台。ケッテンクラートにつぶされてたらジ・エンドでしたよ。終末どころか終焉でしたよ。


 夕日が目に染みるチト。
 悲しいんじゃなくて痛いんです。擦りむいたのです。

 

「捕獲」
 ユーリの髪をすくチト。櫛かと思いきやナイフです。髪を切るにもナイフ、これが終末。
 散髪してさっぱりした2人は記念写真です。「ハイ、チーズ」です。……『干物妹!うまるちゃんR』でも言及しましたが、「チーズ」はネイティブが発音してこそ笑顔になる単語であって、日本人が言ってもおちょぼ口になるだけですのでお気をつけ下さい。「チー」で止めとけば無問題です。


 謎の巨大な穴を発見。水の音もすることだし、降りてみることにするチトとユーリ。水は貴重ですからね。前回みたいのは例外です。

 水辺でご飯にしますが、芋を焼いた手作りレーションも残り少ない様子ですね。

ユーリ「食べたかったなー、あの水槽の魚……」

 やっぱあの魚が食べたかったようです。うん、察してました。それはそれですよね。


 そんな時、ユーリが大発見します。
 変な生き物を見つけたのですっ。捕獲してみたものの、何だこれ? 管狐? 白くて、うねうねしていて、手足があります。超・謎の生物ですね。

チト「なんだろ、確かに魚とかじゃなさそうだけど。本で見たような……、ね、猫、とかか?」
ユーリ「猫っ! ――よし食べよう」
チト「ちょっと待てよ」


 この謎生物、チト達の声を繰り返して発語できるみたいです。なぜかラジオから声が聞こえたりと、とにかく謎なのは変わりませんが。本当に「生物」なのかもあやふやですね。
 猫かどうか尋ねる2人に、「ぬこ」と答える謎生物。

ユーリ「どうする? ……焼く?」
チト「待てって」

 ユーリさん、発想が原始的過ぎますって。


 チト判断により、やっぱり置いて行くことに決めます。言葉を喋る相手は食べられないそうです。共感てやつですね。

 しかし結局何だったんだアレは。「ぬこ」て。
 置いて行くつもりが、トコトコ付いてくるぬこ。歩く姿は猫っぽいですね。BGM的に、あるいは小トトロ。

 ちょっと健気なその姿に折れ、拾うことにするチト。「色々無くなっていくばっかだし、たまには増やしてみるのもいいかなって」と理由を付けます。
 しかしちょっと怖いので、管理はユーリに一任。チトは慎重だ。


 ……って、これで終わりかいっ。
 謎すぎる生物の説明はナシかい。えぇー消化不良。

 今回分かったのは、チトは歌が下手だという事実のみでした。OP&EDではうまいのに。