ヒダマルのアニメ日記。

アニメの感想やキャラ考察など。

『干物妹!うまるちゃんR』  第四話「みんなとパーティー」


 時は年末年始。そう、クリスマス&お正月ネタである。
 アニメでは「夏といえば海&水着」の次くらいにお約束なネタですよね。古き良き伝統を踏襲することで生まれるこの安定感……。日本人の血ですかな(クリスマスだっつうのに)。

みんなとパーティー

 今日も今日とてゲームを嗜むうまるに、クリスマスケーキのリクエストを尋ねるお兄ちゃん。しかし今年はお友達とお約束があるという。ショックで背中に寂寞感を漂わせるタイヘイ、そんな彼を気遣ううまるちゃん――もうこの人、お兄ちゃんっていうよりお爺ちゃんだ。年頃の孫にかまってもらえなくなったお爺ちゃんだよコレ。

 クリスマス当日。
 本場は予定がなく二人を誘うが、アレックスはアニソンライブに行くと放言。更に男三人でのライブ参加を提案して若干引かれてしまうも、この人のハートの強さは尊敬に値しますよね。分けて。


 友達付き合いが楽しそうなうまるを見習おうと考えたのか、タイヘイはライブに付き合うことに決める。そうだお兄ちゃん、プライベートも大切にしないと老いるぞ! これ以上老けたらあっという間にお爺ちゃんだぞ!
 ……実はタイヘイも相当な干物なのではなかろうか。兄妹だなあ。

 

 うまるは仲良し四人組で街にお出かけ。
 切絵ちゃんはうまると聖夜を過ごせるという現実に天にも昇る気持ちですが、まったく表情に出ていない。海老名ちゃんは「年末年始に一人でいると寂しいから」という理由で今までは秋田の実家に帰っていたそうなのですが、今年は言わずもがなですな。みんな幸せそうで良かったね。
 橘さん家のシルフィンちゃんは今日も無邪気に笑っています。前々から気になっていましたが、何かの血系限界みたいな瞳はどういう構造してるんでしょうか。「華眼!」とか言い出して瞳術で他人の心を操ったりしちゃうんでしょうか。雲雀ちゃんとの関係や如何に。

 

 一方、アニメライブ会場では。
 予想外に馴染んじゃってるボンバ! 予想通り盛り上がってるアレックス!やっぱりついていけないお爺ちゃん(誤植に非ず)!
 せっかく一歩を踏み出したのに……。負けるな、タイヘイ。

 

 ところで、安元さん(本場の中の人)+アニソンと聞くと、某ゆるい百合アニメのOPが超低音で響いてくる気がするのは私だけではないはず。ですよね? よね?
(ピンとこない方は「ゆるゆり 安元大事件」で検索してみよう!)

 一通り遊んだ後、シルフィンのお家にお邪魔する三人。切絵ちゃんはよそ様の家に入ると緊張するタイプみたいでややカチカチ。恥ずかしがることはないのです……、そういう感性を正しく磨いていけば、礼儀正しく美しい社会人にもなれようというものですよ……。あなたはそのままでいいのです切絵ちゃん……(慈母の瞳)。

 

 七面鳥まします豪華な食卓に着く四人だが、なぜか座布団がもう一つ。シルフィン曰く、そこには親友・UМRさんが遊びに来るのだという。いやいや無理だから。
「今日、約束してたっけ……?」と動揺するうまるに、きょとんとする海老名ちゃんと切絵ちゃん。そういえばこの二人はUМRとは面識がないのか。ぐーたら状態の二等身ボディとは確か切絵ちゃんしか関わりないし、複雑だなあうまるの人間関係。
 戦友・UМRが遊びに来てくれることを疑わず、彼女との熱い友情を寝落ちするまで語るシルフィンちゃんであった。三人は置手紙を残して帰ることに。

 帰宅途中、うまるのケータイに、シルフィンからのお誘いメールが二時間前に送られていたことが発覚。UМRの到着を信じて疑わなかったシルフィンの笑顔がうまるの脳裏に浮かぶ――

「忘れ物」を取りに戻ったうまると別れ、先にアパートへ向かう海老名ちゃんだが、そこでライブ帰りのタイヘイとばったり遭遇する。

 
 雪も舞い始めたホワイトクリスマスに二人きりの夜道を歩きながらすれ違った子どもには「カップルー」と無邪気に指をさされてしまい顔を赤らめてってちょっとなんだこの雰囲気っ!? そして海老名ちゃん、「お兄さん、お話したいことがあります……」ってなんだその展開っ!? えっ、うまるちゃんこんなアニメだったっけ!?

 それにしてもシルフィンちゃん、友達がいないのを長年悩んでいたとは……。ここでも雲雀との共通点、じゃなくて、底抜けに明るい言動の裏にはそんないたいけな過去があったとは泣かせるぜ。
 サンタさんに「日本のお友達が欲しい」とお願いして困らせるほどに(日本人限定なのはアレックスの影響である)寂しい幼少期を送っていたシルフィン、「日本では、勝負して買った相手とは友情が芽生える」という思いこみから、ことあるごとにうまるに勝負を挑んでいたシルフィン。
 目を覚まし、親友たちの温かい置手紙を見て微笑む彼女のもとに、UМR(サンタコス仕様)が訪れるのだった。橘・シルフィンフォードの涙と笑顔。

 

「UМRさんも来る予定」と聞いたときは「トイレに立ったりしながら、二人一役がばれないように切り抜けるコメディ展開だな!」と思ったのですが、いやはや早計でした。まさか友情感動回だったとは……。サンタさんへの願い、叶ってよかったねシルフィンちゃん……。いや感動してる場合じゃないっ。海老名ちゃんはっ!? どうなった!?(台無し)

 


 Bパート。
 お正月です。起き抜けの寝ぼけ眼でうまるにお年玉をあげるタイヘイ。朝食時にもお年玉を上げるタイヘイ。うまるは「あれ? お年玉二つ? いいの?」と訝りつつも受け取ってしまう。 

 はい、お兄ちゃんのうっかりさんですね。朝一で渡したことをすっかり忘れている様です。ホントにお爺ちゃん化が進んでるな……

 二つのお年玉を前に悩むうまる。
 天使と悪魔の攻防の末、複数人のうまるによる脳内会議が展開される。うまるが出した結論は「お兄ちゃんは初めから二つ渡す予定だったのだ!」という驚異的に都合の良い解釈なのだった。
 そこに、海老名ちゃんが新年のご挨拶に訪ねてくる。
 そうだよ海老名ちゃんだよ! クリスマスのお話ってなんだったの結局! なんか恥ずかしそうにしてるしさぁ!

 海老名ちゃんに渡すためのお年玉を探すお兄ちゃん。「ここに置いておいたのに……」とひとりごちる彼を尻目にひゅーひゅー口笛を吹く二等身がここに。お巡りさん、こいつが犯人です。
 よい子の皆さん、最後には正直者が得しますよというお話でした。

 

 海老名ちゃんに「お兄ちゃんが厳しい」と愚痴るうまる(ダジャレに非ず)。それに対し、「どんな人の話も聞いてくれる」と頬を赤らめながらタイヘイをフォローする海老名ちゃん。くっ――どこまで視聴者を焦らせば気が済むんだ……!
 海老名の発言を元に、己とお兄ちゃんの行動を顧みるうまる。「実はお兄ちゃんって、すごく優しいのでは!?」そして「うまるって、すごくワガママなのではっ!?」という発見に慄くことに。今更かい。
 心を入れ替えてタイヘイを労おうとするうまるだったが、お兄ちゃんの口からは衝撃の事実が。なんと、タイヘイが出張してしまうというのだ! 出張すれば会えなくなる、一緒に暮らすこともできなくなる――涙を流して引き留めるうまる。そんな愛すべき干物妹を抱きとめるタイヘイ。

 

 うまるの干物妹ライフは、このまま終わりを迎えるのか。『ガウリールドロップアウト』みたいに闇堕ちして『堕妹(だもうと)!うまるちゃん』にリニューアルされてしまうのか。そうなるとヴィーネ的しっかり者キャラが他にいないこのアニメでは本家以上に堕ちてゆき「藍より青し」の格言の例として辞書に載るのでは――、というのは杞憂で、出張期間はたった二週間とのこと。

 

 泣いて損したうまるだが、本当に大丈夫なのか?
 新年早々訪れた「二週間、お兄ちゃんがいない」というディシプリン(厳しい試練)に、干物妹・うまるはどう立ち向かうのか!? そして、「うまるの世話」というライフワークを失ったタイヘイはさらなるお爺ちゃん化を見せるのかっ……!?
 次回、「お兄ちゃんの出張」。乞うご期待。